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#50 日本の「ママ友文化」に驚いたマレーシア人

日本に移住したマレーシア人が、日本の「ママ友文化」に驚いていました。「母親同士でグループを作る文化は韓国ドラマの中のことだとばかり思ってた」そうです。

日本には、「公園デビュー」って言葉がありますが、どうやら万国共通ではないようです。

ママ友グループって小さく閉じた世界なので、入れてもらうには「最初が肝心」です。途中から入ってくる新参者は、小さくなってます。晴れてグループの構成員になると、定期的に親子ぐるみでのイベントに呼ばれます。グループにいないと、挨拶すらしてもらえなかったりします。それはそれで寂しいものです。

この文化、何かに似てるなと思ったら、小中学生のときのグループに似ていました。

私も子供の頃は、新学期がどうにも苦手でした。

クラス替えで気にするのは「知り合いはいるかな」「仲良しはいるだろうか」でした。グループに入るには最初が肝心。最初の1ヶ月くらいでグループに入れないと、仲間に入れないまま1年が終わってしまったりします。そして、仲間じゃない子とは同じクラスにいながらも口を聞かなかったりするのです。

今思うと、「ウチ」「ソト」の強烈な体験だったかもしれません。

マレーシアにきた日本人にも「日本人の母親の集団が怖い」って人がいます。グループ意識が強い人の側にいると「ソト」の人は、実にきまり悪いんですね。

マレーシアには薄い「ママ友グループ」の概念

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