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「勝たなきゃ」の呪いを外してみたらどうだろう?

「日本のサラリーマンって幸せそうじゃないよね……」
と、日本在住経験がある知り合いのフィリピン人がボソッと言いました。

うーんそう見えるのか……。

確かに、各種調査からも、日本人の幸福度は東南アジアよりもどうやら低そうなのです。

いろんな理由があると思うのです。
説明しようとしてて、多分その1つには日本ならではの謎の「序列意識」があるのかもなぁ、と思いました。
今日はそんなお話です。

会社にある永遠の競争の正体とは

私が新卒で入った会社、明確な上下関係がありました。上下関係と言っても、ボスと部下の関係ではないのです。

まず正社員とパート社員の区別があります。次に正社員でも、

総合職→準総合職専門職(技術職)一般職

で明確に給与が違い、これを気にしてる人がむっちゃ多いのです……。

大卒は大体総合職。しかし女性は大卒だろうが一般職が基本の時代。

そして、この4つのキャリアは、ほぼ混じらないのです。
専門職が総合職になったり、総合職が一般職になることは、まずないのです。身分制度みたいなもんです。

総合職>準総合職>専門職>一般職>パート
みたいな感じ??

同じ役職にも、さらに序列がある


さらには、女子社員の噂話を聞いていると、みんなの頭の中に、細かい「序列」があるのだと気づきました。

同じ総合職にも、さらに細かく序列があるのです。4年ごとに転勤があり、いく場所にみんなランクをつけるのです。
「英転」「左遷」とかの言葉がありました。

よく考えたら、謎な言葉ですよね。
同じ仕事なのに。「平等」が好きな国民性なのに。

本社が支社より偉くて、地方より東京が偉い。
社長室の方が総務より偉い? なぜ? 

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