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「死にゆく国」でできること

8月末のワシントンポストのオピニオン記事「Japan is a Trumpian paradise of low immigration rates. It’s also a dying country.」が衝撃でした。

記事タイトルは「日本はトランプ支持者にとっては低い移民率でパラダイス。同時に死に行く国でもある」って感じでしょうか。

著者はトランプ政権の移民締め出しをディスる目的で、このコラムを書いてます。ですから、日本をダシにして「アメリカよ、トランプ支持者よどうする?」 と言ってるわけなのですが……。日本人の私たちにしてみたら、ついにここまで言われるようになったか……って感じです。

地球上で最も均質的な国、日本

ちょっとコラムを読んでみましょう。

強固な政治的コンセンサスが、記憶にある限り日本での大量移民を拒否してきました。そして、日本は地球上で最も均質的な国として残っています。日本は一種のトランプ支持者たちの楽園みたいなもの。つまり、外国人がほとんどいない、民族的に定義された国民共同体と考えることができます。そして、(日本に)未来はありません。(訳は筆者)
A solid political consensus has rejected mass immigration here for as long as anyone can remember, leaving this one of the most homogeneous countries on earth. You can think of Japan as a kind of Trumpian paradise: an ethnically defined national community with few foreigners. And no future.

https://www.washingtonpost.com/opinions/2019/08/29/japan-is-trumpian-paradise-low-immigration-rates-its-also-dying-country/?noredirect=on

さらに記事は、大人のオムツが子供のオムツの販売を超えた話を紹介。「日本は世界でも最も子供を持つのが魅力的でない国である」と言う旨の、別の記事のリンクが貼られています。

外国人は来てもいいけど歓迎しないと言う国

日本は最近、移民を迎える政策を始めました。しかし、コラムはここに対しても手厳しい。

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