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「勝手に学んでしまう」好奇心が強く個性的なお子さんをお持ちの方へ

個性的で学校に馴染めない。
学校のルールに納得できない。
そんなお子さん、案外多いのでは? って思います。

rita-naさんのnote。
お子さんは、「連絡帳の存在」に怒っているそうです。

息子の考えに寛容になってきた今の私でも、書いていて ため息が出る。
でも、本人は100% 本気で連絡帳の存在に 今も怒っているのだ。

▼息子の主張

ーー何で、大人はスマホとかパソコンにメモできるのに、子どもは携帯にしちゃいけないの?

ーー学校から一人一台ipadが配られているのに、何で写真を撮るんじゃダメなの?

ーーメモするのはいいんだよ。何で身体にメモするのじゃダメなの?

ーーランドセルなら忘れないから、ランドセルにメモする方がいいんじゃないの?
怒られても、怒られても、彼は連絡帳を書かない。

こうやって疑問を持つこと、私は素晴らしいと思います。

彼は、別の記事では「平等」について疑問を持ってこんなことを言ってます。

==息子の話========

馬もさ、それぞれ違うんだよ。

暑がりな馬もいれば、そうでない馬もいる。
暑がりの馬なんか、汗のかき方が全然違うんだよ。
夏なんか、塩の塊をぶら下げるんだ。
だから、体につける服みたいなのを、その馬の暑がり具合で変えるんだ。
ご飯だってそうだよ。
みんな同じ馬だけど、同じご飯を食べるわけじゃないんだ。
たくさん食べる馬もいれば、そうじゃない馬もいる。
お腹を壊しやすい馬もいる。
だから、餌の量も一緒じゃないし、種類も違うんだ。

自分の頭で考える人、素晴らしいと私は思うんですね。
しかし学校ではうまくいきません。

今日はこんな個性的なお子さんの保護者のために書きます。
ちょっと長いです。

「学校でうまくいかない」のは諦める

学校って、「平均的な人のためのシステム」です。
40人や50人の生徒を一緒くたに教えるので大変です。

このタイプのお子さんは、なんでも自分で調べてしまうので、
「学校がいかに時代おくれか」
「先生の学びが足りないか」
にも気づいてしまいます。

海外の小説でも、学校の先生に反抗する子、たくさん出てきます。
古くは「ジェーン・エア」「小公女」最近だと「マチルダ」の主人公。
みんな先生の矛盾に気づきながら、古臭い学校生活に耐えてます

我が家の長男も小学生の頃から、質問と反抗ばかりでした。
日本の学校では、いつも「おだまりなさい!」と怒られてました。

いまの日本の教育システムの認識には40年の開きがある

よく「学校を休むと授業についていけなくなるのでは!」と怖がる方がいますが、あんまり気にしなくて良いと思います。

なぜなら「いまの学校システムが古い」からです。これ2015年の下村博文・文部科学大臣のインタビューですが、「日本の教育認識には40年の開きがある」と言っています。(太字は私が付けました)

しかし、偏差値エリートだけではもはやダメで、全ての働く人が主体的に課題解決に当たり、クリエーティビティを発揮し、人間的な感性が求められるんですよ。そうでないと社会で使い物にならない。これは、これからの時代を生きる人全てに問われる問題です。
 なのに、どれだけの親がその事実を認識しているでしょうか。
日本の教育についての認識には40年の開きがあると常々感じています。今私が言っているのは、20年先の日本を考えたときに今から準備すべき教育改革の話。ところが、ほとんどの親は自分の受けてきた教育を例に出して、同じものをわが子に伝えたいという。いわば20年前の話をしている。

文部科学省は教育制度を変えようとしましたが、うまくいきませんでした。彼はまた、「今まで通りの教育は失業者を出す」とも警告しています。

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