見出し画像

興味のないテーマは「書きたくなるまで取材する」

何を書いていいのかわからない。
でもなにか書きたい。

そんな声を聞きます。

じつは、編集者からみると、書く仕事って

・自分で勝手に執筆してるもの(コラムやエッセイ)
・依頼があって書く記事(取材記事・エッセイ)
・広告記事(コピーライティング)
・小説やポエムなどの創作系
・技術文書やマニュアル

などなど、いろいろあります。

言いたいことがある人が書くのがエッセイやコラム

コラムやエッセイは、「言いたい」ってコトがあって書くのが通常です。
情熱が伴わないものを面白く書くのは、至難の技ですから。
この人たちは放っておいても面白いものを書けます。

ところが、「書きたいけど何を書いていいかわからない」人に聞くと、本音が「ちょっと家でお小遣いが欲しい」だったりします。
それであれば、依頼原稿や広告記事の方が、短期的には、ギャラが良いことが多いんです。

なので「(お金のために)書きたいけど、書くものがない」って人は、こっちを目指すといいのかも。
どっちに向いているのかは、案外自分では分かりません。

では、興味のないテーマをどう攻略するか。
今日のテーマはこれです。

興味のないテーマをふられたらすべきこと

たとえば、新しい半導体の記事を書いたことがあります。
まったく興味はありません。

ホントは、一番いいのは、すでに「情熱のある」「面白がってる」ライターに執筆依頼することです。
しかし予算の都合などで、自分で書かないといけないケースもあります。

そんなとき、私がしてるのは、

「書きたい気持ちになるまで(相手の話を)聞く」
「書きたい気持ちになるまで(関連書籍を)読む」

です。

具体的には、半導体に情熱を傾けている人を探して、話を聞きます。

半導体なら、まずは開発者です。

この時は、五反田にあったフィリップスにアポを取って、話を聞きに行きました。
(大きな会社にアポを取るときは、会社の看板は便利です)

ここから先は

674字
この記事のみ ¥ 300
期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

これまで数百件を超えるサポート、ありがとうございました。今は500円のマガジンの定期購読者が750人を超えました。お気持ちだけで嬉しいです。文章を読んで元気になっていただければ。