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「強いパスポート」の意味が根本的に変わる未来


こんにちは! 

マレーシアは行動制限が出て6日目。街には人影も少なく、我が家の前も軍隊が出動し、外に出る市民を取り締まっています。飲食店は持ち帰り営業のみで7時まで。散歩もジョギングも禁止。まるで戒厳令中です。

マレーシアだけじゃなく、世界中で行動制限下にある人が増えています。「Stay home(家にいる)」が合言葉でTwitterのトレンドに。東南アジア、ヨーロッパ、北米、世界中が連帯してウイルスと戦っている錯覚に陥ります。オンラインで楽器演奏したり、Stayhome challengeを公表する人もいます。

知り合いのイタリアの医師はFacebookで連帯を呼び掛けてるし、パリ在住の友人は警告を発し続けてる。

そんな中、日本では学校の再開などが検討されているようです。
私は専門家ではないので、これが良いのか悪いのか言及しません。

しかしおそらく、世界はこれを期に次のモードに突入すると思います。
今日はそれが何を意味するのか、私の関わっているインバウンドの話をしつつ、現時点での考えをシェアします。

ちょっと厳しい仮説です。そういうの読みたくない方は飛ばしてください。明日は明るい内容書きます。

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コロナの対応によって世界が分断されるという予測をしたブログが話題です。

このかたは、世界はこの騒ぎの後、「レッドな国」「グリーンな国」「緩衝地帯」に分かれると予測します。引用します。

この反論を聞いて、私の頭の中では、瞬時に、レッド・ゾーン国、グリーン・ゾーン国のアイデアが浮かびました。
レッド、グリーンについてはダイヤモンド・プリンセスの隔離の話でもうおなじみですよね。レッドは感染疑いのひとが存在するゾーンで、グリーは確実に感染者がいなノーウイルスゾーンです。
これが、国単位で区分されるだろうということです。
つまり、新規患者をゼロにしても海外から流入したら終わりということではなく、海外からの渡航は禁止されるということです。

非常に興味深いですが、私も似た予測を持っています。世界の秩序は形を変えると思う。

世界のトレンドはどうなっているのか


Twitterをみていると、日本では「検査すべきか・しないべきか」「危険か・危険ではないか」「行動制限するべきか、しないべきか」で、争いがあるようです。しかしほとんどの国で、この議論はもう終了です。

TwitterはCOVID-19について政府の外出制限を守らない人などに対しても、厳しい措置をとることを明言しました。

今回の新たなガイダンスのもと、今後、以下の内容を含むツイートの削除を要請します。(中略)

例えば、「コロナウイルス騒ぎはウソで、実在などしていない。外に出て、地元のバーを潤そう!」、「手洗いの奨励についてのニュースは消費財メーカーのプロパガンダ。手を洗うのを止めよう」、「COVID-19のニュースなど無視しよう。これは単に株式市場を崩壊させて、資本主義を破壊しようとするたくらみだ」など。

これを専門家の意見が割れてる国でどう運用するのか? 
興味があるところです。

結局、どの対策が良かったのか? は数年経たないと多分わからないし、どっちが良いかの結論を今出すのは難しいと思う。

しかし、現実に世界が対策方法によって「新しい経済圏が作られる」未来はありそうです。

ポイントは、国境の解放がどう行われるのか?です。
「強いパスポート」の意味が根本的に変わってしまうかもしれません。

アフターコロナの世界はどうなる?

マレーシア人の友達が「今回、各国政府が経済より人命を重視してて嬉しい」と言ってました。日本には、「経済が回らないと死ぬ人が出る」と言う意見も多いようですが、私はむしろ経済が気になります。インバウンドの現場の数字をみているから。

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