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「余裕のなさ」は伝染する
「東京では電車で席を譲られることが少ない」と書いたツイートがありました。他の国では皆譲ってくれるのに……、と。
文化の違いもあると思うけど、おそらく余裕がない人が圧倒的に多いんじゃないだろうか。
— のもときょうこ@アジアで編集者やってます (@mahisan8181) March 13, 2019
東南アジアからときどき帰国すると、日本では、サラリーマンも、お母さんたちも、子供達も、余裕がなくて疲れているように見える。余裕がないから他人に優しくしているどころではないというか。 https://t.co/91AVKFZmac
中国や米国、シンガポール、マレーシアなどで同じように感じる人が多いようです。
マレーシア人の友人は日本に遊びに行ったとき、ぶつかっても、足を踏んでも「ごめんなさい」という人が少ないとショックを受けていました。「日本人は礼儀正しいと聞いていたのに」というわけです。
私は説明しました。「日本人も一人一人は親切な人が多く、他国の人と変わらないですよ。ただ、皆忙しく疲れていて、余裕がないんじゃないかな」と。
ラッシュの電車に乗ると、一様に疲れた顔をしていて、感情を押し殺しているように見えます。というか、本当に疲れている。余裕のない生活をしていると、なんでもないことにイライラするんです。
今回は、なぜ余裕がなくなるのか、ちょっと考えてみます。
なぜ日本のサラリーマンだけがこんなに忙しいのか
なぜ日本のサラリーマンってこんなに忙しいのでしょうか。
マレーシアの会社と比較して一番感じるのは、日本の組織って考えることが多すぎるってことです。まずなんでも合議制。一人で物事を判断できません。「持ち帰って検討します」が日本企業の合言葉です。
その上、社内で争ってる人たちがたくさんいます。
普通の仕事の他に暗黙のルールがあるようです。
「細かい上下関係による順番」やら、「誰を通して誰を通さないか」やら、相手の感情を動かす方法をうまく考えないと、揉めてしまって話が通らない。
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