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「余裕のなさ」は伝染する

「東京では電車で席を譲られることが少ない」と書いたツイートがありました。他の国では皆譲ってくれるのに……、と。

中国や米国、シンガポール、マレーシアなどで同じように感じる人が多いようです。

マレーシア人の友人は日本に遊びに行ったとき、ぶつかっても、足を踏んでも「ごめんなさい」という人が少ないとショックを受けていました。「日本人は礼儀正しいと聞いていたのに」というわけです。

私は説明しました。「日本人も一人一人は親切な人が多く、他国の人と変わらないですよ。ただ、皆忙しく疲れていて、余裕がないんじゃないかな」と。

ラッシュの電車に乗ると、一様に疲れた顔をしていて、感情を押し殺しているように見えます。というか、本当に疲れている。余裕のない生活をしていると、なんでもないことにイライラするんです。

今回は、なぜ余裕がなくなるのか、ちょっと考えてみます。

なぜ日本のサラリーマンだけがこんなに忙しいのか

なぜ日本のサラリーマンってこんなに忙しいのでしょうか。

マレーシアの会社と比較して一番感じるのは、日本の組織って考えることが多すぎるってことです。まずなんでも合議制。一人で物事を判断できません。「持ち帰って検討します」が日本企業の合言葉です。

その上、社内で争ってる人たちがたくさんいます

普通の仕事の他に暗黙のルールがあるようです。
「細かい上下関係による順番」やら、「誰を通して誰を通さないか」やら、相手の感情を動かす方法をうまく考えないと、揉めてしまって話が通らない。

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「余裕のなさ」は伝染する

野本響子@文筆家&編集者・在マレーシア

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文筆家&編集者@マレーシア。読者470人の定期購読マガジンでほぼ毎日コラム執筆中。雑誌編集20年。40代で外国に来て、驚きの日々を過ごしてます。東南アジアの人に習った楽になる生き方・教育を発信。書籍「日本人は『やめる練習』がたりてない」が集英社より発売。cakesでも連載中。

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