日本のテレビは真実に興味がないってホント?ーー海外ロケの現場コーディネーターに聞いてみました
こんなツイートを見ました。
佐々木さん自身もマスコミ出身の人ですが、私も末席にいた人間として非常に残念だと感じます。
「ありのまま」に興味がないテレビ局の人たち
元記事を読んでみました。
「都合の良い部分だけを切り取ったり、継ぎ接ぎしたりして、テレビ局側が言いたいことを僕らに言わせるような番組構成になっていたこともあった。とある番組は2日間の密着取材で、トイレの中までついて来た。それでも最終的には僕が0.5秒間、画面に見切れただけ。他は一切使われなかった。“あ、僕は素材だもんね”と感じた。そういう酷い扱いに疲れちゃった、もう加担したくないと思った」。
やはり東京の人たちは、僕たちのありのままの姿には興味ないんだと思う。困っている姿さえ伝えられれば、視聴者が涙を流してくれるから取材する人たちも、デスクに“こういう画を撮って来い”と言われ、少ない費用と日数で来るわけだ。
「ありのままに興味がない」ーーマレーシアでも同じです。
パンデミックの直前まで、マレーシアにはたくさんのテレビ局がほぼ毎月のように取材に来ていました。
こちらジョホール・バルで有名だった花岡めうみさん。
マレーシアで撮影コーディネーターをしてた方に聞いてみた
マレーシアで撮影コーディネーター・訪日プロモーションを12年されていた石田鬼美香さんに話を伺いました。
元日本政府観光局マレーシアレップを担当しており、観光業界では有名な方です。日本の観光やテレビ撮影に活躍されてきました。
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