飲食店の「独自ルール」が多い国と少ない国
日本料理店の女将をやっている小保下グミさんが、面白い記事を書かれていました。
飲食店のルールが厳しくなっているというのです。
私の情報の拾い方が間違っていなければ、近年、個人飲食店ではお客さまのふるまいや過ごし方に関するさまざまな「ルール化」が進んでいるように思います。
マスクや消毒をしてください、のような感染対策に関するものはもちろんのこと、2人以上での来店お断り、予約は電話のみ、といった来店じたいに関するルール、あるいは写真撮影やネット口コミへの投稿禁止、食べ方やオーダーの仕方への注文など、店内外での行動に関することまでさまざまです。
私がいた頃から日本のルールは厳しいなぁ、と思ってたけど、さらに厳しくなっているとは。
日本のルールがよくわからなかったマレーシア人友人の話
この日本のルール、実はマレーシアでもたまに話題になります。
ややこしいのでパンデミック前の話を紹介します。
マレーシア人友人が大阪に観光に行って、子ども三人連れて年末にレストランに入ろうとしたら、「子供はお断り」と言われ、私に「どういうこと?」とその場で連絡してきたのです。
店の写真を送ってもらったら、ああ、となりました。
「レストラン風の居酒屋」なんですね。
「あー、それはね、レストランに見えるかもしれないけど、実態はバーなの。だから、子供は歓迎されないよ」と説明しました。
しかし年末、大阪の中心地には、三人の子連れで入れる店はなかなかなかったのだそうです(マレーシアでは逆に、子連れで入れる店が普通です)。
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