「なければないで、なんとかする」がライフハックになる時代
こんにちは!
マレーシアは行動制限が行われており、自由に外出もできなければ、人の集会も禁止です。オフィスに行って仕事するのもダメです。
日本にいる人からは、大変でしょう、辛いでしょう、って言われます。
しかし家族で家に篭る日々、「これはこれで、意外に楽しいかも」と思い始めました。私は大幅に社交を減らしており、打ち合わせも最小限。買い物は、必要なものだけ済ませるようになりました。
むしろ、家族との時間を過ごすの、良い気がしはじめました。
パンを作ったり、みんなで話したり。家族のメンバー(子供含む)が一本ずつ、毎日違う映画を紹介し、それを全員で見てます。
疎遠だったマレーシア人友達が電話してくるようになりました。電話なんて久々です。日本にいる実家とも毎日連絡するようになりました。
「地味に生きる」がデフォルトになるかも
世界が大きく変わりそうです。
(3月26日追記 *ここにシェアしたnoteですが、実は原文がフェイクだったようなので、削除しました。申し訳ありません)
どういう世界が来るかは不明ですが、昨日も書いたように「地味な生活でも生きられる」って重要なライフハックじゃないのかな。
私がマレーシアにきて一番学んだのがこれ。
昨日のnoteに書いたように、マレーシアの調査では、「貧しい県の人の方が、幸福を感じている」。これは不思議ですが、過去の書籍や映画が教えてくれることでもある。
月収12万くらいでハッピーに生きられたら、多分どんな世界でも生活は変わらない。日本なら、生活保護を受けることができるはずです。こうして緩やかなベーシックインカムの社会になっていくのかも。
消費生活が強制的にストップするとどうなる?
昨日書いたように、行き過ぎた「消費生活」「マーケティング主導」は、不幸も生み出してきました。
「消費=良いこと」の世界ではお金っていくらあっても足りないです。欲望って「あれが欲しい」「これが欲しい」って止まりません。
借金してまで消費するようになる。
だから、お金はあればあるほど良いってことになります。
漫画「闇金ウシジマくん」の「フリーターくん編」では、中流家庭の転落を描いています。
一家はお金や家を失うことを極端に恐れています。引きこもりの長男は親に寄生することを考え、ギャンブルでお金を増やそうとします。親は親で、株式などで必死に財産を守ろうとしているのですが、全部失敗します。
で、破産後の生活は? 驚かれるかもしれません。ちょっと辛い描写も多い漫画ですが、ぜひ読んでみてください。
マーヴィン・ルロイ監督の「心の旅路」も同様です。
大変古い、長いモノクロ映画(しかもメロドラマ)です。同じカップルが、お金持ちと貧乏な状態と両方経験しますが、お金やモノや地位があるのが本当に幸せなのか。幸福とは何か、考えさせられます。余談ですが、この映画は第二次大戦中に作られた。アメリカの底力すごいなと思います。
だから意外なようですが、私は、消費生活から解放され、幸福になる人もでてくるのでは、と思います。
ものが減るとどうなるの?
私は、日本から抜けて、広告の少なさ、モノの選択肢の少なさに救われた一人です。「なければないでなんとかする」が身につき、「こうでなくては」の思い込みから抜けました。
マレーシアでは信号が止まってたり、駐車場に二重駐車されてたり、断水があったり、停電になったりいろいろあります。銀行に行ったら「システムダウンです」ってこともある。
これがさらに加速するでしょう。
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