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誰でも入れる無料食堂のお話

こんにちは。野本です。

日本には、「子ども食堂」があるそうです。最近では貧困家庭だけではなく、交流の拠点になっており、2019年12月時点では、今全国に3700箇所もあるそうです。

さて、マレーシアにも、「誰でも入ってよい」無料食堂が存在します。
インドをルーツとするシク教徒の人たちの教会にある無料食堂です。
今日はこの「無料食堂」のお話です。

シクの無料食堂とは?

マレーシアにはいくつかのシク教の教会があります。
その多くが、毎日ご飯を無料で提供しています。

誰でも?  毎日?  異教徒でも? 日本人にも? 本当に誰でもなんです。毎日行ってもいいのです。

子どもから老人まで、別にお金持ちだろうが貧乏だろうが、何の宗教を信仰していようが、誰でもご飯を食べることができます。

異教徒でも全く関係ありません。
それどころか異教徒の勧誘は禁止されているそうです。

私も行ってご飯を食べてきました。簡素な教会ですが、驚いたのは、建物の真ん中にドーンと大きな台所が作られていること。そこでは大勢の人がチャパティを作ったり、カレーを作ったりしています。食材などは寄付で賄われています。シク教徒にはビジネスで成功している人が多いです。

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