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フィリピン英語学校という不思議な場所

こんにちは!
本日はnoteの紹介です。

心が動く文章に出合うといい気持ちになります。
しびれる内容でした。

実はこの杉原さんに、英語学校ブライチャーのブログでインタビューしたんです。彼のことは「とにかくストイックに勉強してる方」みたいなイメージで知っていました。

話してみたら、そんな生温いものではなかったです。

なぜ、40代で英語学習しようと思ったのですか。
2015年に横断歩道で車にはねられ、腰椎骨折の大怪我をしたのが、人生を変えた大きな引き金になりました。ソーシャルワーカーとして十数年働き、キャリアアップで自治体病院のソーシャルワーカー採用試験に合格した矢先でした。
幸い回復し、リハビリしながら新しい職場に通ったのですが、大変でした。転職先の病院には難しい患者さんも多かったんです。事故のこと、家族の問題も重なりうつ病になってしまった。職場から「休みなさい」と言われ、療養の甲斐なく、退職することにしました。

なぜ、(世界一周後)フィリピンに戻ったのでしょうか?
このまま日本に帰るのが嫌だったのです。自分が思いつく縁のある外国は、フィリピンくらいでした。
そこで、以前お世話になった学校に行き、「便所掃除でもなんでもするのでおいて欲しい」と頼み込みました。そこで宿と食事を提供してもらい、ボランティアとして働きながら、一日4時間の授業を受け勉強を続けることになりました。


いろんなことがいっぺんに人生に起きて、私はここまで強い精神でいられるんだろうか? そしてこんなふうに「トイレ掃除でもやります!」と頼み込むことができるだろうか?

自問自答してしまいました。

ところが、noteには当時の心境がこんなふうに書いてあります。 

この時間が、長らく精神科という特殊な領域で日々ストレスを感じながら患者さんの支援にあたっていた僕に与えられた、ちょっとしたオアシスのようなものだったんだ、と考えることはとても気分のいいものです。
日本では決して出会うことのないような個性的仲間に囲まれて、大好きな英語だけに打ち込んだ時間。「好きなことだけやって生きる」というのは決して大金持ちや一部の選ばれた人だけに許された生き方なんかじゃありません。

体験に裏付けられた深い思考は、簡単に真似できないです。


人生の交差点のようなフィリピン

日本人・韓国人向けに作られたフィリピンの英語学校って不思議な場所です。
人生の踊り場。交差点みたいなところかもしれません。

英語学校って、毎週、誰かが出て行って、誰かが入ってくる。

会社をやめたばっかりだったり、学生さんだったり、転職直前だったり、世界一周を準備してる人なんかが集まってる。絶対に出会わないタイプの人もいるわけです。
私はフィリピンに行って初めて「世界一周」する人がいっぱいいることをしりました。出会う人もまた面白い人が多かったな。

杉原さんの文章を読んでたら、またフィリピンに行きたくなりました。

僕は「旅のために」と思って学び始めた英語がそのまま目的になり、趣味になってしまった人間です。それは英語が、それまで自分が全く想像もしなかった未来の自分像を僕にもたらしてくれたからです。
41歳で世界一周を企て、安定した職場を去って世界一周の旅にでる。随分向こう見ずで無鉄砲な行動に、家族はもちろん親友の多くも眉をひそめました。

でも今は、そうやって旅に出た先のフィリピンで英語に出会い、英語で旅先で出会ったたくさんの魅力的な人々と繋がれて、同じ時間を共有できたことが、それまで「こうあるべき」というステレオタイプに縛られてがんじがらめになっていた僕を少しずつ開放してくれました。

英語学習者はもちろん、この先の人生を考えてる人も、ぜひ読んでみてください。

それではまた!

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