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「批判的」という言葉の落とし穴


こんにちは!


先日、批判的思考について書いたら、杉原さんにこんなnoteを書いていただきました。

「ハイハイと鵜呑みにしない」。このことが「批判的思考力」を身につけるためには必要だ。野本さんはそうおっしゃいます。いつものことながら、「うーん、なるほど!」とうなる一方で、以前こんな記事を書いた僕は「自分の考えが間違っているんだろうか?」と思って何度か、野本さんの記事を読み返したのでした。

一方の僕の記事はといえばまさにこの「ハイハイとなんでも鵜呑みにしちゃう」ことが、「良いメンター」に巡り合う秘訣である!ということを書いたのでした。


「うまく説明できないけれど、この人が言うことにとりあえず従ってみよう」。そんなふうにして誰かに付き従っているうちに、なにんらかの知的ブレイクスルーを経験したり、窮地を脱して一命をとりとめたり、というお話に僕たちの社会は事欠きません。そんな話をもう何千年も、古今東西飽きもせずに消費し続けているからには、ここには人類の集合知的ななにかがあるはずだ、と僕なんかは思っています。


言われてみると、確かにその通りだなーって私も思うのです。

メンターに何を教わるか

「この人についていってみよう」って、あるひとの思考を素直にコピーしたりってのは、有効な気がします。

私自身も「尊敬するこの人がいうんだから、まずはやってみよう」って無思考でアドバイスに従うこと、よくあります。

ただし、真似するのは、思考法だったり、食事法だったり、学習法だったり、一つの面をみていることが多いです。


人にはいろんな面があるので、ある人の人生を100パーセント真似しようとしても、コピーしきれない部分、出てくる気がするんですね。

20代で大きな影響を受けた人にジャーナリストの故千葉敦子さんがいます。私も海外に来て英語を学び、文章を書いて生活しています。私も真似して、実際に40代で海外に出ました。

一方、彼女は「家族はいらない」と言っていますが、私は家族を持ちつつ、家族を「古い価値観」とするフェミニストの千葉さんの主張も尊重しています。

もしかしたら、数年経って私も「家族はいらない」という主張になるかもしれません。

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