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文章を書きたい人は「イラッと」したらチャンスだと心得よう

今日は、短いコラムです。

文章を書いてる方にお勧めしたいのは、言葉の解像度をあげることです。

最近、「もやった」「なんかイラッとした」みたいな言葉が日本で流行ってます。

ところがそのまま「もやった」などと原稿に書くと、読者もモヤモヤしてしまいます。なぜかと言うと、心の動きが具体的じゃないからなんです。

なぜ「モヤったか」「イライラしたか」は、細かく言語化するといいのです。言語化のチャンスなのです。

自分にインタビューしてみよう


お勧めするのは「自分にインタビューすること」です。

こんな感じです。


「友達と会ってモヤった」
「『モヤった』って何?」
「なんかイライラした」
「なぜイライラしたの?」
「転職した会社の話ばっかりしてたから」
「なぜ転職した会社の話にイライラするの」
「海外出張があって忙しいとか、大きなプロジェクトを任されて大変だとか」
「なんでそこにイライラするの」
「なんでだろう。私はずっと会社から出れない一般職員なのに自分だけずるいなと思ったからかな」
「なんで違う人間なのにずるいなって思うの」
「だって学生時代は成績だと私の方がずっと良かったし、いつの間にか逆転されて悔しいと思ったのかな」

こんな感じで、思わぬ本音が出てきたりします。
結構ドロドロした感情も多いんです。

で大事なのは、「出てきた感情から逃げない」ってことだと思うんですよね。

私はたまに心の動きを文章にしてますが、共感されるのは大体「思い切って正直に言語化したとき」です。

昔書いたこの原稿なんかは、その典型です。

「外国語で話しているとなんだか変な感じがする」
「なんでだろう」
「うまく喋れないので、自分が幼児になった感じがするからかな」
「笑われるのが嫌だと心の底で思ってるからかな」
「だからやたら難しい言葉を頑張って混ぜて『私は大人です!』ってアピールしたくなるのかな」

みたいに、膨らませてます。
こうやって心の動きを正直にトレースすると読んでくれる人がいます。

「出てきた感情から逃げるな」

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