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学級委員の存在の偉大さ

学級委員(クラス代表とか級長とか)ってどれくらい機能していますか。

学校によっては、大人と子どもの橋渡し的な存在として、仕事もてきぱきとこなし、前に立って話をしたりする場面が多いのでしょうか。

与えられた仕事をソツなくこなしてくれる、という印象が強い方も少なくないのではないでしょうか。

今日、話題にしたいのは、プラスアルファの空気づくりの部分とでもいいましょうか。

あとは、自浄作用のようなものを働かせることができるか、という観点になります。

クラスに的確にダメ出しができるか

大人でも子どもでも、イヤなことは言われたくないもの。

この場合は、注意されるというような意味合いです。

必要以上の正義を振りかざすとか、マウントをとるとかそういうのではなく、適切なタイミングで的確な調子で悪い方向に流されないような注意喚起ができるかどうかというお話です。

実は、今年の私のクラスの学級委員は、これができるのです。

どちらかというと、少し強め、厳し目のテンションですが、ダメなものをダメなまま放置したり、なあなあにしたりしない。

もちろん、厳しい口調の時もあったりもするのですが、最初は「そういうのやめとこうぜ」くらいの感じなんですよね。

なかなかどうして頼りになる学級委員になりました。

もちろん、最初からバリバリ頼りがいのある学級委員だったかと言われると、決してそういうわけではないのですが、あるときを境に変わってきました。

それは次の項目とも少し関係してきます。

周りを巻き込めるか

実はこれができるようになりました。

一人で対処しようとすると、労力も大きいです。

大人であれば事前の調整とか、根回しとかをすると思います。

クラスを引っ張ってくれる学級委員の生徒も、周囲と相談するうちに、協力して雰囲気を作ってくれるメンバーを数人見つけたみたいです。

そのメンバーもなかなか人選がいい。

最初は同じ雰囲気をまとっていた小集団だったのですが、時を経てみんながいい意味で巻き込まれていき、クラスを集団にまとめ上げていきました。

久しぶりにいい方向に変化していく様子を経時的に肌で感じたと思います。

必要に応じて相談することができるか

最後に、学級委員の生徒が偉かったのがコレ。

どうしても、月曜日6時間目のLHRの時間で少し時間が欲しい。

クラス全体の前で少し話をしたい。

そんな申し出もしてきました。

現状がこうで、こういう話をしたくて10分くらい時間が欲しい。

そこまで考えて動けるのはなかなか立派だと思いました。

教員(大人)の側から探りを入れたり、促したりしながらこういう活動をさせる場合もあると思いますが、自発的に分析したり働きかけたり相談したりできる生徒を学級委員として担当したのは、これで2、3回目くらいです。

大人になってからも、このままリーダーシップを発揮し続けてほしいですね。

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