教員採用試験の小論文添削のお話
といっても、サムネイル画像にあるようなガッチガチの研究論文ではなくて、教員採用試験対策の小論文のお話です(もちろん)。
実は、昨日も元教え子の小論文を添削していました。
2人同時に見ているのですが、なかなか厳しいですね。
小論文はそのまま面接対策につながる(紙にアウトプットするのか口頭でアウトプットするのかの違い)と思っているので、丁寧に見たいと思っています。
どちらも教職に対しては熱い思いを持っていますからね。
さて、今週の添削、どちらの教え子もかなり苦労していました。
1人は事前に送ってきていたので、添削しておいたのですが、説明するタイミングになって都合が悪くなり今度に持ち越し。
こちらの教え子はまだまだ遠いです。
最初に見たときよりはよくなっていて、小論文に書く内容のパーツはいいのですが、配置と並べ方の詰めがまだまだ。
論理構成と展開がゴチャゴチャでした。
基本的には、序論、本論1、本論2,結論なのですが、まだまだ学校の実態に即した内容を書けないので、自分の感情や目標で文字の水増しをしてしまう。
それは小論文ではなくて感想文やエッセイになってしまう。
これは、自分もかつて添削をしてもらったときに言われていたこと。
ただ、並べ替えて、語尾表現を整えるだけで序論と本論1までは書けたので、あとは本論2を別観点から書けるか。
もう1人の教え子は、前回の小論文が良かっただけに、今回添削した内容は少し退化してしまっていた。
前回の小論文は語尾表現も小論文ぽかったのに、今回私に送ってきた小論文はかなり口語調だった。
なんでだろう?
忙しかったのでしょうか。
いずれにしても、語尾表現を整えたり、その他まずい表現は無くす。
これは鉄則です。
そして、序論は社会背景を踏まえながら、課題に対する受け止めを書く。
自分がこれから論じていこうとする2本の柱を踏まえて書く。
本論1の最初の1文で大きな方向性を示す。
そして、その大きな方向性を実現させるために実際に現場で注意すること、実行することを書く。
その際に、大きな方向性を脇から固めて太くするようなイメージでどんどんやること、気をつけることを書き続ける。
必要に応じて理由や目的も織り込む。
端的にかきまくる。
大きな方向性を実現してくれそうだと思ってもらえるような小論文を書く。
◎◎することによる◆◆の効果も重要なため★★をする。
みたいな。
イメージはとにかくタコ殴り。
あれもするよ!これもするよ!それも大切だから注意しながらやるよ!みたいな。
これを本論2についても書き綴る。
最後に本論1と本論2を踏まえてまとめの文章に落とし込み、最後の一文で決意表明を書いておしまい。
だいたいこんなところでしょうか。
かなり感覚的な言葉を使ったので伝わらなかったかもしれません。
ただ、やること書くこと(書き方)は決まっています。
そして、自分の中で型が決まると、どんなテーマでも書けるようになってきます。
早くその領域に到達してもらわなければ。
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