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教材を定期的に更新して最適化する
さて、みなさんはそれぞれ独自の教材ってお持ちだと思います。
小学校でも中学校でも高校でも、プリントを自作したりしますよね。
一定の経験があると、なんとなく教材を使い回してしまうことが増えてきませんか。
生徒は毎年変わるのに、教材は変わらない。
もちろん、変える必要のない、根本の部分もあると思います。
しかし、変えたほうが良い部分もあるはずです。
基本的には、少ない時間をうまくやりくりして、できる限り教材研究をして自分の教材のマイナーチェンジを繰り返している人が多いのではないでしょうか。
そして、自分の教材って、他の人にとっては使いにくいんですよね。
皆さんも経験ありませんか?
先輩が教材をいろいろわけてくれるけど、その発問の意図とか板書するときの流れがわからない、というような。
特に、複数の教科担当が協力しながら同じ学年の生徒を担当するときに、授業中に言った/言わないに差があったり、そういう部分が定期試験に出題されてしまったりすると、トラブルになりかねません。
このあたりの連携のしかたについてはまたの機会に述べさせていただくとして。
私自身も自分の教材はもっていますし、それを何パターンかマイナーチェンジさせたものもあります。
しかし、何年かに1回、機会があるたびに、他の先生の教材で1年間授業をさせていただいてきました。
理由は簡単で、他の人の意図を知って自分の教材に取り込みたいから。
最初は使いにくいんですけれども、使っていくうちに、その人の考え方とか傾向とかがわかってきます。
また、自分の中になかった発想なども発見することができ、まだまだ自分の教材を改善することができるようになります。
逆に、自分が悩んで悩んで作った教材と同じような説明をしているのを発見して、「他の先生も同じような発想でやっているんだ」と自信につながることもあります。
他の先生の教材を使っていて、それは無理だと投げ出したのは5年以上前、何校か前の勤務校で1回だけあります。
その理由は、その同僚の先生はほとんど白紙のプリントしか配らないのですが、そこにその先生が考えている図や説明を書き加えていくもの。
厳しい言い方をすると「僕の頭の中で考えていることを書いて」というような感じで、教科書の説明と図よりもレベルが下でした。
話は戻りますが、実は今年、この取組みをしています。
ここまで半年以上、別の先生の教材を使っていますが、なかなかいい勉強になっています。
逆にその先生の教材で足りないところなんかも共有して、お互いの教材をレベルアップさせている感じです。
やはり、異動の無い私学で長年勤めているとその人なりのものの見方、その学校に集まってくる生徒層特有の傾向なんかをうまく捉えている場合もあります。
いずれにしても、歩みは止めないつもりでやっていきます。
次に自分が同じ学年を担当する時は、よりパワーアップした自分の教材でバンバン授業をするぞー!
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