同僚よりも相対的に優位に立てるのは「授業力」が一番手っ取り早いという話

みなさまいかがおすごしでしょうか。

怒涛の4月がようやく終わろうとしています。

今日の祝日を心待ちにしていた方も多いのではないでしょうか。

また、明日金曜日が終わればしっかりと休息も取れる方も多いはずです。

もちろん、今日部活をされている方もいるでしょうし、連休中も部活だという方もいらっしゃるでしょう。

かくいう私も、くじ引きでアタリを引いたので、大会引率をさせていただきます。

さて、忙しいとは思いますが、初任の先生含め、異動1年目の先生含め、ちょこちょこフォローをさせていただいております。

分掌の仕事であれば、ちょっとした分掌のコツであったりとか、学校のローカルルールとか、先に話を通しておく順番とか、踏まなくてもいい地雷を先に教えておく的な。

授業準備については、教材・教具の場所とか、プロジェクターや電子黒板などのICT機材の予約の仕方みたいなことでしょうか。

ちょっとしたことを整理しておいて、授業がはかどるのであれば、それに越したことはないですから。

もちろん、自分もそんなに時間はないのですが、隙間を見てフォローして、コミュニケーションとって、ということは意識しています。

で、ちょっとついでに授業を見たりしていくわけです。

プロジェクターのセッティングまで手伝って、最初の走り出しの数分間とか。

保健室までの帰り道、ちょっと通りかかったところを邪魔しないように廊下からとか。

やっぱり授業がうまい人とか、型が出来上がっている人というのはいますよね。

初任者でも、堂々としゃべっていて、何をしゃべらなければいけないのかちゃんとわかっていて、説明も理路整然としている先生もいらっしゃいます。

特に私立であれば、やっぱり生徒側も授業を大切にしてくれます。

わかりにくいと不安にもさせてしまいますし、自分で自学自習したほうがマシだとか思われてしまうと、寝たり、内職(他の授業の勉強や塾の宿題とか)したりする生徒も出てきます。

空気感も変わってきます。

周囲の生徒も真剣に授業を聞いていると、やはり自分自身も気を引き締めて授業を聞こうという空気になってきますよね。

逆も然りで、みんな寝てるから自分もいいか、という雰囲気にもなってしまいます。

授業はその教科教育の内容の説明のしかたに始まって、教室内の環境を整えるまでが授業だと思っています。

今まで見てきた先生の中には、ものすごく博識で、大人が聞けばすごいと思うものの、イマイチ生徒には伝わりきれてなくて損をしているなぁ、と感じてしまう方もいらっしゃいました。

逆に、生徒を惹きつけるのがもの凄く上手く、不足気味な教科の知識力を授業に込めた熱のようなもので補っている先生もいらっしゃいました。

どちらの先生も、学校の雰囲気や生徒のレベル帯によっては、ものすごくハマった授業になると思います。

教科を指導する担当が変わったりすると、どうしても前任者との比較が始まります。

(もちろん教科指導に関わらず、担任でも部活の顧問でも同じですが。)

その際に、「今までの○○先生よりいい!」とか、生徒側(とそれを通した保護者側)から好評価をもらえると、最初の4月のスタートダッシュにつながると思います。

この比較は、時に残酷で、同僚との比較になることもしばしばあるはずです。

不用意な妬みややっかみは御免ですが、右も左も分からない新しい学校の環境ででも、授業力だけはかなり早い段階で相対的に頭角をあらわすことができるのではないでしょうか。


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