仕事をしようと思ったんだけれども
仕事をしないで喋っていた話です。
そう言ってしまうと、仕事できないやつ、無駄が多いやつ、などと思われてしまうかもしれませんが、やっぱり若手の先生とか講師の先生とかを助ける系の話なのです。
昨日は昨日でそんな話をさせていただきました。
2年目の若手の先生に、意外と知られていないローカルルールを共有したり、なんだったりした話です。
ちょっとしたことを知っているか知らないかで、他人の地雷を踏んだり回避できたりすると思うので、ひょっとすると2年目くらいの人のほうがありがたい話なのかもしれないな、とちょっと思いました。
たいてい、1年目って仕事を回すだけで精一杯じゃないでしょうか。
授業やって、場合によっては担任もやって、とか。
気づくとあっという間に1年経っているやつじゃないかな、と思うんです。
そして、1年間の流れなんかがだいたいわかってきて、じゃあ効率的に仕事を回すのにはどうしたらいいか、なんてことも考える余裕も出てきたりするのかなと。
少し分掌なんかの仕事も増えて、他の同僚の先生とも協力して仕事する機会も増えてきたりして、もうちょっと知っておくといいこともあるんじゃないかなと。
今日の話は、もうちょっと前の段階のお話です。
長期にわたって講師生活を抜け出すことができずにいる若手(もう年齢的には中堅に差し掛かろうとしている)の話です。
講師生活、不安定ですよね。
保険にも入れないところが多い。
賃金も高くない。
仕事の掛け持ちができるから働き方もその人次第、という考え方もできますが、人によっては生活するために昼は学校で働いて、夜は塾で働いて、みたいな人も少なくありません。
無理がたたって大きめの病気なんかしたらと思うとやっぱり怖いです。
私自身もそんな生活をしていた時もありました。
世代の平均年収よりもちょっと多めに稼いではいましたが、昼も夜も仕事という感じでした。
睡眠時間は4時間とかが続いた日もありました。
自分の中の働き方として完全週休二日制(土日を死守する)というのは決めていたので、平日と週末のメリハリはつけていましたが。
そんな苦労もしましたが、無事に環境の整った学校で勤務するに至っています。
この安心感と安定感を手にするまでにどうしたらいいのか、という話です。
好感のもてる好青年タイプの先生なのですが、なかなか正規採用に至らない。
こういうところも日本の教育事情の闇を感じてしまいます。
ちょっと特別教室に寄った際に、講師の先生がお仕事をしていらっしゃったので、気になる生徒の近況の情報共有なんかも兼ねがてら、様々お話をさせていただきました。
もちろん、働き方や身分についてはデリケートな話でもありますので、いつも気は遣っています。
そして、上記のような、苦労話も共有したりします。
やっぱりいろんな仕事を掛け持って、というのは大変ですし、生活リズムが崩れることもあるし、何よりも身分が不安定ですし。
安心感をもって働けるということが、結局はその人のパフォーマンスにもつながったりするところもあると思うんですよね。
結局はその人次第、ということにはなってしまうんですけれども、真面目にひたむきに、あぐらをかくことなく働いているのに報われない、という人がどうも多いような気もしていて。
どうにか上手く回らないものかな、と最近思っています。
いっそ政治家になるくらいしか解決策ってないのだろうか。
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