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久しぶりに本を買った

さて、ツイッターでもつぶやきましたが今日は久しぶりに本を買いました。

夏休みでなければ病院もじっくり行けないわけですが、今日を通院日として確保していました。

電車に乗って通院しなければならない場所にあるのです。

電光掲示板を見ながら乗る電車を探していると、中途半端に8分ほど待たなければならない。

改札の中に中規模の本屋さんが新しくできていたのは知っていたので、立ち寄ってみることにしました。

最初は、店頭にあるようなちょっとした流行の本とか、ノウハウ本とかを買おうかなと思っていたんです。

しかし、ちょっとパラパラめくってみても、何かしっくり来るものがなくて。

考え方の本や思考回路の本についてはちょっとおもしろそうなものもあったのですが、なぜか今日は私の中の思考回路がけ付けませんでした。

最近はアンガーマネジメントの本を読んだりしていたので、もうお腹いっぱいだったのかもしれません。

なぜか小説が読みたくなりました。

今日の私は小説の気分だったのです。

そこで今年の本屋大賞の受賞作はなんだったのかを検索しました。

「流浪の月」

タイトルからして興味をそそられます。

とりあえず店員さんに聞いてみたものの、置いてあるかはわからないとのこと。

「今手に持ってるこの本をしまってきたらお探ししますんで」と言ってくれたのですが、なんとその直後に発見してしまいました。

やっぱり、今日はこういう日だったのかもしれません。

行き帰りの電車の中、病院の待ち時間などでもずっと読んでいました。

読書のペースは少し落ちているような気もしますが、話の内容が自分の中に入ってくる感覚は、なかなかに久しぶりの感覚でした。

この感覚が変わっていなかったので、よしとします。

まだ第2章の途中なので、話の展開はわかりません。

なんとなく、こんな展開になるのかな、とも思っていますが、この想像が当たるのも外れるのも面白いわけです。

ただ、ちょっと気になったのは、父親が毛嫌いしていたのはこの作品だろうな、ということ。

いつだったかは忘れてしまいましたが、今年すでに父親と一度本屋大賞の議論をしていたのを思い出しました。

珍しく父が本屋大賞の受賞作品が好きになれないと言っていたのです。

「登場人物にロリコンが出てくる作品なんかロクな作品じゃない」と一刀両断していました。

たしかにそんな登場人物が出てきました。

私自身まだまだ読んでいないので、どんな展開になるのかはわかりませんが、主人公も含めて人の感じ方の微妙な違いを大切にできないんだな、とちょっと感じてしまいました。

私や私の母親はこういう微妙な感覚を大切にするタイプです。

そしてそういうところに気付けるのか、配慮できるのか、というのは教員としてとても大切なことだよなぁ、とも感じてしまった1日でした。

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