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年収の高い私学へ転職する方法

学校の先生は公立でも私立でもとても大変!
よりよい職場環境を選びたい!
私立学校は自由で羨ましい!
公立は法で守られている部分も多いけど縛りも多い!

憧れの眼差しで見られることもある私立学校教員ですが、学校選びに失敗すると、待遇が前の職場より悪くなることも。

今回は少しでも失敗しない、職場としての私学選びを紹介します。
自分も何年もかかってこのものの見方にたどり着きました。

①年収が高い私学(都道府県編)

これはもう言うに及びません。
断然 東京都 です。

実は給与について真剣に調べたこととがあるからです。
いくつかの都県で勤務する知人たちにも協力してもらってですが。

どんな資料かというと(例:某県の某私学)

年齢   給与
22歳   223,380
23歳   228,580
(中略)
50歳   485,390
51歳   

というような、いわゆる俸給表だったり、給与明細だったりするのですが、傾向がつかめました。

東京都以外でも年収が多い、給与が高い学校は確かに存在しますが、圧倒的に少ないというのが現状です。

故に、都内私学への就職は困難を極めます。
近隣他県への就職と比べても、履歴書の通りやすさも全然違います。

より待遇がいい私学への転職を希望するなら、東京一択 なのですが、もちろん都内でも待遇の悪いハズレの学校も存在します。
そのような学校を引かないコツもお伝えしていければと思っています。

②年収が高い私学(宗教編)

私学が宗教色を出せるのは1つの魅力です!
道徳の授業を宗教と関連付けられることができるのも大きいです。

さて本題ですが、宗教色を出している学校の大きな傾向として…

キリスト教系は給与が標準よりちょっと低め、仏教系は給与が高め!

という傾向があります(あくまで傾向)。

キリスト教はその宗教柄、自らも慎ましくというところでしょうか。
仏教系は、寄付なども少なくないので、給与もよい学校も多い。

これは実際に仏教系の私学に勤務している知人も言っていました。

「自分の給料が(こんなにたくさん)どこから出ているのかわからない」と(笑)

ブラックボックスの部分があるのかもしれませんが、待遇がいいに越したことはありません。

注意点ですが、あくまで傾向です。
すべての宗教校に言えることではありませんのであしからず。

③年収が高い私学(附属校1)

大学付属校は年収が高いんでしょ!
と思われがちです。しかしこれにも注意が必要です。

大学付属校の一部の給与が高いのは、法人が大学と同じ だから。

つまり、簡単に言うと、大学と高校の経営を一緒にしてますよってこと。
逆に言うと、大学と別法人の附属校や係属校は注意が必要です!
実際に自分も経験した内容になります。
また、知人の話を聞いてもそんなに違うんだ!と驚きました。

例えば、具体的に見ていきましょう。

今回は大きいところで日大系列を見ていきながら、途中で「法人」という視点で獨協や江戸川も比べてみましょう。

<日大系列>
大学HPより 
https://www.nihon-u.ac.jp/affiliate_school/

日本大学高等学校・中学校
日本大学櫻丘高等学校
日本大学鶴ヶ丘高等学校
日本大学藤沢高等学校・中学校
日本大学豊山高等学校・中学校
日本大学豊山女子高等学校・中学校
日本大学三島高等学校・中学校
日本大学明誠高等学校
日本大学山形高等学校
日本大学習志野高等学校
日本大学東北高等学校
日本大学第一高等学校・中学校
千葉日本大学第一高等学校・中学校
日本大学第二高等学校・中学校
日本大学第三高等学校・中学校
大垣日本大学高等学校
土浦日本大学高等学校
岩瀬日本大学高等学校
土浦日本大学中等教育学校
宮崎日本大学高等学校・中学校
佐野日本大学高等学校
佐野日本大学中等教育学校
長崎日本大学高等学校・中学校
長野日本大学高等学校・中学校
札幌日本大学高等学校・中学校
目黒日本大学高等学校・中学校

たくさんの付属校がありますね。
日大系列の場合には、正付属と呼ばれる「日大○○」と、準付属校の「○○日大」、特別付属の「日大第○」があります。

基本的に、法人が同じ学校は、系列校でも給与体系が同じ場合が多いです。
例えば、「学校法人江戸川学園」と「学校法人獨協学園」。
これら2つの学校については、確実にデータがあります。

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