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クラスの雰囲気作りにおけるリーダーの重要性とリーダーの育て方

皆様お疲れ様です。

定期考査も終わり、成績処理その他も無事に目処をつけ、あとは終業式までもうちょっと‥という方もいらっしゃるでしょうか。

消化試合のような雰囲気が漂ってしまうこともありますが、定期考査が終わった後だからこそできる活動もあるのだと思います。

(もちろん基本的にはないとは思いますが)前年度の積み残しがあったり、私学で先取り学習などを行っている場合には、定期考査後かつ夏休み前でも一息つく間もなく熱い授業をされている方も少なからずいらっしゃると思います。

残りの授業時間数を踏まえたりしてしまうと、どうしてもちょっと駆け足になってしまうこともあったりなかったりするかもしれません。

さて、少し時間は遡ってしまうのですが、中間考査から期末考査の間に起こったお話について、少しぼかしながら話をしていきたいと思います。

教科担任制の中学・高校では、クラスの雰囲気によって授業のしやすい、しにくいがある場合もあります。

もちろん、それぞれの担当者が黙々と喋るタイプだったり、生徒を巻き込みながら進めたり、元気のいい子が多い方がやりやすかったり、困ったときに助けてくれる生徒がいた方がやりやすかったりと、それぞれやりやすい、やりにくいはあるとは思います。

今回は、どちらかというと生徒サイドが少し自滅気味な雰囲気のクラスのお話です。

生徒サイドが自滅気味、というのはどういうことか。

それはクラスのリーダータイプの生徒(しかも学級委員)がちょっと「ネガティブ思考」なクラス。

実は中間考査前、授業中にボソッと独り言で「難しい」とか「出来ない」みたいなことをつぶやいていたんですよね。

集団の心理というものも働くのかわからないのですが、クラスの中でネガティブな雰囲気が充満すると良いことはあまりなく‥

案の定、クラス間の平均点はそのクラスが最低だったわけです。
(まぁ、数字で比較できるので点数が一番わかりやすいわけですが、それ以上にクラス内の雰囲気というか、空気感がなかなか大変だったのです‥。)

期末考査前、少し立て直したのようにも思えたのですが、期末考査の1週間ほど前になってから、学級委員の「わからない」というつぶやきが発動。

当の本人は、全くわからないわけではなくて、自分が求める(理想とするかなり高い)レベルに到達できなくてネガティブなことをボソッと言ってしまうのですが、決してわかっていないわけでもなく。

どちらかというと、その言葉に引きずられて周囲の生徒のあきらめムードがまん延してしまうダメージが大きかったのです。

そこで、授業が終わってからちょっと学級委員の生徒を呼んで、話をしてみました。

私「授業難しいかい?」

生徒「いやー、そういうわけじゃないんですけどねー。」

ということを確認した上で、ネガティブな雰囲気がクラス内にも漂っていることなんかも話題にしました。

話をしていると、自分自身でもどうしていいのか実はちょっと困っていたということ。

しかし、どうしていいかもあまりわからなかったとも話をしてくれました。

そこで、私は少し具体的に、まずはネガティブな発言をしないことを話しました。

私「なんだかんだ言っても、やはり学級委員もやっているし、それ以外の普段の行動を通しても、あなたは周囲から信頼されているのよ。そういう人が発するネガティブな発言って、やっぱり影響力は小さくないよ。自分が思っている以上にね。」

生徒が納得したのは私が続けて発した以下の言葉でした。

私「空気作りって大切じゃん。部活とか、なにかやってる?チームの雰囲気とか、試合中の流れみたいなものってあるじゃない?」

(部活の賛否はいろいろあると思いますが‥今回は横においておきます。)

生徒「具体的にどうしたらいいですかねー」

と言ってきたので、次に協力者を見つけることをアドバイスしました。

大人でも同じで、一人がどうにかしようと思ってもなかなか変わらないことも多いですが、複数人が動き始めると、少しずつ変化も起こったりしますよね。

私「勉強はこの人、休み時間中の楽しい感じはあっちの人とか、自分の中でも頼れる人って思い浮かぶんじゃないかな?」

みたいな会話をしたわけです。

ということで、その日を境に、そのクラスからネガティブな雰囲気が少しずつ緩和されていきました。

期末考査でもかなり健闘して、なんと平均点が学年の中でクラス間のトップ。

こんなにガラッと変わるものなのか、、とちょっと自分でもびっくりしています。

すこーし時間も経ったし、そろそろ記事にできそうかなとも思ったので私自身の備忘録がてら記事にしてみました。

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