国語の説明文の攻略方法

説明文の攻略方法は、

①文の型を知る。

②言葉の意味を把握する。

③段落ごとにどんな意味があるか知る。

ざっくり言うとこんな感じです。(本当にざっくりです!)


さてさて、

国語の説明文って、苦手な児童にとっては、本当に意味不明なモノです。

かく言う私は、高校受験時代、40点を取るほど苦手でした(涙)

そんな自分が大人になってから、なぜ、国語が分かるようになったのか?

とずっと疑問に感じていました。

教員になって、少しずつ解明されてきました。


それは。


①「文の型を知る」について

文は基本的に言葉と言葉をつなぎあわせてできあがった集合体です。

だから、

言葉には使う時の「型」があることを分かっておくこと。

その上で、

一文を理解することが大事です。(一文とは~。までを言います)

文末に「~だからです。」とあれば、理由を伝えたい文章だな。

「まずはじめに~」とあれば、一つ目に言いたいことだな。

などです。


しかし、


この「型」を知っていても、1文の中に知らない言葉が出てきたら、児童の思考は、


チーン。。。


となります。(笑)


そこで、


②「言葉の意味を把握する」です。

例えば、2年生 さけが大きくなるまで

にて、こんな1文があります。


その時は、おなかに、赤いぐみのような、えいようの入ったふくろがついています。


この中に、「赤いぐみ」とありますが、児童はお菓子のグミを思い浮かべます。

しかし、平仮名で「ぐみ」とあるので、お菓子のグミではありません。

その時点で読み間違いが生じやすくなります。

だから、ここで辞書を引く、資料を見て学ぶ必要が出てきます。

赤い実の「ぐみ」なんて、本当に珍しいものなので、大人が教えるべきことになります。

一つ一つ言葉を伝えることは、国語の学びでは大切なのです。


③「どんな段落があるか知る」

説明文では、空白を使って文章をいくつかの段落に分けています。

こども達に、

「この空白の意味は?」(段落の間に必ずある大きな隙間のことです)

と聞いてみると、

思ったより分かりません。

段落は、一つ一つに意味があってできていることは、知らないことがあるのです。


1段落を鉛筆でぐるっと囲む。

2お話で大事な1文に線を引く。

3該当する段落の意味について確認しおさえる。


このくり返しで初期段階からは慣れさせると良いのではと考えます。

また、今回紹介した①~③をするにも満たない状態ならば、付きっきりの特別個別指導をしていく必要があります。

授業について行けないのであれば、授業をする前に、

「ここをやるから、事前に一緒に勉強しておこう!」

と一緒に予習し、授業では指名し、立派に答えが出せるようにしておくと、やる気もアップしていくでしょう。


以上、本日もご一読ありがとうございました!

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