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極楽出産(5人目)後編 これから出産、子育てをする人達へ

5人目を出産するにあたり、私には大きな目標がありました。それは、

無傷で出産すること!



無傷というのは、つまり会陰裂傷ゼロという事です。

今までも裂傷といっても、擦り傷程度だったのですが、今回は完全なる無傷を目指しました。


無傷を目指すには、とにかくイメージトレーニングが大事だと経験上実感しています。

何とか法だったり、こういう体勢が良いとか、色んな情報が溢れていますが、
そんな決められた呼吸法や体勢では、頭ガチガチになって、余計に力が入ってしまうと思います。

大切なことは、十分に息を吐くこと!


そのイメージトレーニングとは、
お風呂に入っている時に、5分間隔になったところから、詳細にイメージし、陣痛の波に合わせて、長く息を吐く事をします。

とにかく痛くて辛くても、長く息を吐く事だけに集中する様に何度もトレーニングします。



さて、いざ陣痛が来たのは、いつもと同じ様に夜中から明け方にかけて。

今回の出産が今までと大きく違うのは、世の中がコロナ化であるということ。

つまり、今回の立ち会いは、完全に家族のみという事になります。


元々、今回の出産が最後と決めていた私は、最後は家族だけにしたいと思っていました。

なので、陣痛が来た時には、家族以外の人達には、「行ってきます!」とだけ伝え、いざ出陣しました。


陣痛自体が今回は、ゆっくりと進行し、痛さではなく、陣痛が来るたびに、心地よさを感じられました。

助産所に到着し、そのまま出産の流れになるかと思っていましたが、だんだんと陣痛は弱まり、、、


助産師さんに
「朝ごはんでも食べる?」

と言われてしまいました、、、( ;´Д`)ガーン


朝ごはんの予定で買ったサンドイッチを見つめ、私は強く

「食べるの絶対嫌〜。のんびりしたくない!早く産みたい!」

と念を送ると、母ちゃんが大好きな5人目は、それに応えてくれました!


次の瞬間、強烈な波が連続で訪れ、ここからいっきに陣痛が続きました!

よしっ!良い子や!ありがとう!!

そこから波に合わせて、とにかく長く息を吐き、目をつむると、遠くに光が見えました。

直感で、これは赤ちゃんが今、見ている景色や!と思いました。
(私はスピリチュアル的なのは興味はありませんが、自分の直感は信じます)


よし!一緒に頑張ろう!大丈夫やで!


と声をかけ、あー!と声を出しながら、波に合わせました。


いつもは、私の手を母が握ってくれていましたが、今回は3年生になった長女が、ずっと手を握ってくれていました。


他の子達も、朝ごはんを食べたり、それぞれ思い、思いに過ごしていたと思いますが、

終盤、いよいよ頭が見えてきた時には、全員で応援してくれました📣


そして、無事に5人目誕生╰(*´︶`*)╯


5人の中でNo. 1のビックベイビーです。

目標の無傷も、しっかり達成!!

今回は黄疸トラブルもなく、無事に極楽出産、入院を終えました。

ちなみに助産所では6人目以降は、多産になるので出産出来ません。
(6人目からは強制的に病院での出産になります)


なので私の人生の出産は、これにて終了。
5人に出会えて良かった!



これからの時代を生きる人達へ


幼少期、思春期に、辛い経験をした方達の中で、自分の遺伝子を残さないために、

結婚はしない。子どもを産まない、またはパートナーに出産させないようにする。と決めている若い方達と出会う事が多くなりました。


その決意に、否定も肯定もしません。


辛かった過去の事を考えると、そう思いたくなる気持ちも分かります。



ただ、これだけは言わせてください。


子どもという命は、無事に産まれてくるかどうかは分かりません。


無事に産まれた後、無事に大人になるかは分かりません。


その事を肝に銘じてほしい。


どんな人にも、命の価値や存在を決定できる決定権はありません。



命の事を真面目に深く考え過ぎる前に、自分の命を精一杯生きてください。



先の事なんて、誰にも分かりません。


不確定の未来を、自分で確定しないでください。


遺伝子と向き合い、自分と向き合い、肩の力を抜いて、流れに身を任せて、縁を大切にしてください。


これからの未来を応援しています。

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