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活動まとめ 7月19日-7月25日

岩手県一関市地域おこし協力隊の丸谷留奈です。
令和5年7月に夫婦で広島から移住し、自伐型林業×複業というテーマで活動しています。
このnoteでは、毎週金曜日に1週間分(土〜木)の活動を更新しています。

林業に興味のある方、これから林業を始めてみようかなと思われている方、地域おこし協力隊とはどのように活動しているのか知りたいという方などに読んでいただけると、少しは参考になるかも知れません。

この場を借りて、自分自身の振り返りもさせていただいています。
林業初心者の私が3年間でどのように成長し自立できるのか、見守っていただけると幸いです。

それでは今週の活動のまとめをどうぞ ↓


京津畑の山の作業道作り

7月19日
協力隊2名、前年度研修生1名で作業道作りをしました。
作業道には、雨水を道から谷側へ逃す水切り場所が必要で、作り方は色々と方法があるのですが、今回は丸太を使った方法を試みました。
地形を見て、水を逃したい場所へ丸太を埋め込みます。

丸太を設置して埋め込む主人
私は埋め込んだ部分がなだらかになるように均(なら)しました

うまく水が逃れてくれるか、雨が降ってみないと分かりません。冗談で「ゲリラ豪雨が来ないかな」という話になりましたが、残念ながら?降らず。また後日のお楽しみになりました。

広葉樹の山の貸与と管理についての説明会

7月20日
午前中はバックホーの操作練習を30分。
座席が高くて足が届かない私のために、主人が足台を作ってくれました。
足が届いて踏ん張れると、操作しやすくなるかも知れません。

実際、無いより少し操作がしやすくなりました。感謝!
高さや形などもう少し改良の余地はありそうです。

午後から、広葉樹の山の貸与と管理についての説明会がありました。
関東の会社が所有される京津畑集落を含む広葉樹林を、自然保護活動などに活かせるように貸与してくださり、その一部をもしかすると私たち協力隊が管理させていただけるかも知れない・・・
施業場所が確保できる事はもちろん、それが自然保護にも繋がり、広葉樹の伐倒の経験も積めるとてもありがたいお話もありました。

まだ協議は始まったばかりですが、関係者の意見を擦り合わせ、良い方向へ向かう事を願っています。

実際に現地も案内していただきました。植物に詳しい方もたくさんいらっしゃり、豊かなお話を伺えたのも収穫でした

杉皮の屋根作り

7月21日
久し振りに、やまんばの会に参加しました。
この日は杉皮の屋根作り。
バックホーの操作練習をした後に向かったので1時間半遅く到着しました。ちょうど休憩中で、お茶っこをしながら初めましての方ともご挨拶、自己紹介。
お茶っこの後は屋根に登って作業に取り掛かりました。

杉の皮を重なり合うように釘で打っていきます
てっぺんに到達しました
4人で作業。
打つには少し力が必要です。手を打たないように真剣な眼差し
屋根の片面が仕上がってこの日の作業は終了
屋根の裏はこんな感じです。打ちつけた釘が見えるところもあります

林業の現場で出る木の皮は、通常は山へ放置して土に還るのを待ちますが、何か利用ができれば良いと思っていました。
今住む借家はこの家と同じトタン屋根なので、もしかすると同じように杉皮屋根にできるかも知れません。そうすれば、太陽に照らされ鉄板状態の屋根と室内の猛烈な暑さを解消できるか・・・杉皮と時間が確保できれば試してみたいところです。

作業終了後はバーベキューをしながら、一人一人やまんばの会の活動に求める事などを話しました。皆さん、真剣に楽しまれています。
私たち夫婦はオブザーバーで時折参加させていただいていますが、これからも継続していきたいと思います。

京津畑の作業道作り

7月22日
協力隊3名と前年度研修生1名で作業道作りをしました。
道の先に杉があり伐倒が必要だったため、私が名乗りを上げました。
いつもの方法で切りたかったのですが、この日は時折強い風が吹いており、風が止んだ瞬間に最後の一太刀?を入れる事のできる方法に変更。

木にロープをかける事がまだうまくできず、加藤隊員にヘルプ


慎重に刃を入れますが…
ガイドに書いた青い線より大分右まで切り込んでしまいました
倒れた跡の検証。上辺が水平に切れておらず、かなり斜めになっています


苦手意識もあり、未熟さもあり、思い描いた部分に刃を進める事ができず、結果他の木にかかってしまいました。
かかり木の処理を加藤隊員に習いながら、他の方の手を借りながら、何とか無事伐倒しました。途中、危ない場面があり声をかけられる事も。
まだまだおっかなびっくりな状態で、それは技術も理解も足りていない事が原因なのだと感じます。とにかく安全に経験を積んでいきたいと思います。

ジャガイモの収穫

7月23日
お隣の方に「花が落ちたら収穫時期」と聞いて、いよいよジャガイモの収穫をしました。
葉っぱを切った後、恐る恐る黒マルチを外し土を掘ってみると・・・予想を遥かに超えた収穫量でした!

1本にこんなにたくさん実っています

これはメークインですが、本命のキタカムイ(男爵)も同じくらい収穫できました
!正直なところ、これをどのような事業に展開して行くのかぼんやりとした案しかありません。が、あまり手間をかけずちゃんと収穫できる事が分かりました。

京津畑の作業道作り

ジャガイモの余韻を残しながら、夫婦で作業道作りをしました。
藤沢町から、お友達もご来訪。何度か現場や集落をドローン撮影していただいていて、この日もロケハン&打ち合わせも兼ねて来てくださいました。
いつものメンバー以外の視線があると、また違った緊張感があります。交代で操作しながら作業の説明をしました。

撮影されるSさん
良い緊張感がありながらの作業


ちなみに、以前撮っていただいた私が伐倒方向を失敗する動画が地道に再生回数を伸ばしているそうです。人間は、何故人の失敗を面白がるのでしょう(笑)。
以前もこのnote内でご紹介しましたが、再度リンクを貼っておきます。

良い記録にもなり、嬉しいです。

林内作業車の修理説明

7月24日
調子が悪く、山一本店さんに見ていただいた林内作業車ですが、修理箇所を直接ご説明されたいとの事で、協力隊3名で同社へ訪れました。

丁寧に説明してくださり、これまでしていただいた修理内容、これからの修理のご提案がよく理解できました。
心臓部分に当たるエンジンも機能が落ちているそうで、古い機械なので直し直し使うのか、エンジンを乗せ替えるのか、はたまた買い替えるのか・・・
検討用に、数項目の見積もりをいただく事になりました。
とは言え、折角出会ったこの重機をできれば手放したくはないのですが・・・

雨の日の作業道確認

山一さんの帰り、何度か大雨が降ったため、京津畑の作業道の水の流れを確認に行きました。

一見、意図したように水が逃れているように見えます
別の場所に大きな水たまりを発見。晴れた日に直さなければ

翌日から来てくださる作業道の先生 橋本光治さんが一体どのように評価してくださるか、楽しみでもあります。

京津畑作業道の研修(1日目)

7月25日
徳島から橋本光治先生が来られ、京津畑の山の作業道で研修が行われました。
今年の3月に線形(ルート)を付けてくださり、それに沿って協力隊3名と前年度研修生1名で試行錯誤を重ねながら作って来ました。
まずは、その作った部分を手直ししてくださいました。

水を逃す場所は、丸太を使わない方法に変更になりました。設置が難しいのと、石を使ったもっと簡単な方法があるという事で教えていただきました。
道作りの途中で大きな石がたくさん出てくるのですが使い道が分からず、道の傍に置いていました。それを有効活用できるという事でした。
土が締まりにくい場所に石や余った丸太を入れると、道がしっかりするので、その
方法も教えていただきました。見た目が乱雑だった道の周囲がとても綺麗に片付きました。

午後からは、ルートの先へ道を作り進めました。
4人で話し合い、なるべく切りたくないが故に残していたルート上の木は、やはり「良い道」を優先にして切る事になりました。
私たちはとても迷ったのですが、先生は即決。判断のスピードは時間短縮にもなる。それは作業効率に繋がる。
全くその通りです。まだまだスピードアップはできませんが、意識して、少しずつですね。

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最後まで読んでいただきありがとうございました。
夫もまた、地域おこし協力隊として一緒に活動しています。夫 丸谷誠司のnoteはこちら↓
https://note.com/kyotuhata_m

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