見出し画像

活動まとめ 5月31日-6月6日

岩手県一関市地域おこし協力隊の丸谷留奈です。
令和5年7月に夫婦で広島から移住し、自伐型林業×復業というテーマで活動しています。
このnoteでは、毎週金曜日に1週間分(土〜木)の活動を更新しています。

林業に興味のある方、これから林業を始めてみようかなと思われている方、地域おこし協力隊とはどのように活動しているのか知りたいという方などに読んでいただけると、少しは参考になるかも知れません。

この場を借りて、自分自身の振り返りもさせていただいています。
林業初心者の私が3年間でどのように成長し自立できるのか、見守っていただけると幸いです。

それでは今週の活動のまとめをどうぞ ↓


月例ミーティング

5月31日
午前中は研修林の集材の予定でしたが雨天だったため中止にしました。
翌週のハードな予定に備えてありがたく休息・・・
午後からは、一関市役所で月に一度の月例ミーティングを行いました。
協力隊のそれぞれの予定、6月8日から始まる一関市主催の自伐型林業体験研修について、今後の地域との関わり方について、令和6年度の地域おこし協力隊の募集状況について、など、市の担当の方々と協力隊とで共有しました。

ひと通り話し合いが終わった後、担当課である林政推進課の課長がいらっしゃり、私たちの卒業後の副業について情報をくださいました。
着任当初から気にかけてくださっていて、とてもありがたく思います。
ご期待に沿えるよう頑張ります!

日本伐木チャンピオンシップ応援

6月1日
京津畑の林業女子が、日本伐木チャンピオンシップに出場されるという事で、集落の皆んなで青森へ応援に行きました。
1台の大型ワゴン車に10名乗って賑やかな旅路でした。
会場に到着するやいなや、林業女子を発見し、思わず手を振ってしまいました。後で考えると、集中を切らせてしまったのでは…と申し訳ない思いです。
レディースクラスでは、全国から10名参加者があり、様々な競技で技を競っていました。男性ももちろんですが、女性が活躍する姿とその技術を間近で見てとても刺激になり鼓舞されました。

フェンスの外から皆んなで応援


林業女子はおしくも4位でしたが、素晴らしい技術でした!また次回に向けて心から応援しています!

安全に効率的に作業ができるように、林業用品も進化しているようです

大会では、林業用品など関連のお店も出展されていて、最新の道具を見て歩くのもとても楽しく、勉強になりました。
応援ツアーの計画・実行してくださった集落の方に感謝致します。

作業道の観察

6月3日
この日は休みでしたが、ちょうど雨が降っていたので前回あまり手応えのなかった作業道の観察をしました。
長時間降り続いていたため土に水の流れが見られました。ところどころ作った水切りから谷側へ水を捌かせたいのですが、別の場所へ流れている形跡もありました。引き続き観察しながら、手直ししていきたいと思います。

写真だと分かりづらいですが、道の真ん中を水が流れた跡があります。

床の漆塗り体験

6月4日
6月4日と5日の2日間、「千年藝術の森で遊ぼう」と題したイベントが同お寺で行われ、この日はお寺の床の漆塗り体験に参加しました。
濃度を調整された漆を更に灯油で薄め、ヘラで掬って床へ落とし、伸ばしていきます。乾き切らないうちに馴染ませるように布で拭くのですが、床の凹凸がありなかなか難しく、綺麗にはできませんでした。。
岩手と言えば漆。
広島に住んでいる時から、丸三漆器さんの漆塗り製品を少しずつ集めていました。
器などには今回使った物よりもっと濃い、水分を飛ばしたものを使うそうですが、この手で漆塗りを体験できて感激しました。とても地道な作業であの美しさが作られるのだと実感しました。

天然の漆を薄めたもの
更に灯油で希釈して、ヘラで伸ばします
乾くと濃い茶色になります

森の散策路

6月5日
イベント2日目は、お寺の横の森の散策路を皆んなで歩きました。藤源寺の住職に声をかけていただき、私たち協力隊で、元々あった山道の草木を払い整備させていただいた道です。

子どもも大人も、森の空気を感じて、息抜きに、楽しみに、リラックスしに、歩ける道が続くと良いな、と思います。
散策の後は BBQ。
その後、漆の苗を植樹しました。
今回のイベントには京都から一般社団法人パースペクティブさんという、芸術やものづくりと森のサイクルを繋ぎ直す方々が来られていました。漆の植樹もその活動の一環で、この日のために京都から新幹線で苗を運んで来られていました。
希少な国産漆。
山に自生する漆や蔦漆とは違い、下草刈りなどの人の手を加えないと育たないそうです。藤源寺さんが作ろうとされている「1,000年続く森」。その中でこの漆も元気に育ち繋がりが広がって行きますように願っています。
また、その活動には是非私も関わらせていただいたいなと思います。

漆を植樹する穴を皆んなで交代で掘りました。手前は苗

漆の植樹には元々興味がありました。岩手で漆が増えるように、何かできる事はないか、探していきたいと思います。主人は酷い漆アレルギーではありますが(苦笑)。

研修林の集材

6月6日
協力隊3名で研修林の集材をしました。
朝は段取りを打ち合わせ、2名は集材、1名は玉切りなどの作業を行い、3人の息が合いとてもスムーズに進むようになってきました。

男性陣が集材している間に、4メートル材を2メートルに玉切りしました
居眠りしているわけではありません。
細心の注意を払いながら林内作業車の運転


途中、前年度の研修生の方が差し入れを持って見に来てくださいました。この現場で共に学んだ初めての仲間。
久し振りにお会いして、近況報告をし合ったり、現場の進み具合を説明したりしました。
昨年の7月から今年の3月までの研修の日々を思い出しながら、改めて貴重な経験だったと感じました。
応援してくださり、ありがとうございます!
また、いつか一緒に山仕事ができる事を楽しみにしています。

現場を背景に記念撮影していただきました。
いただいた差し入れを持ってポーズ

最後まで読んでいただきありがとうございました。
夫もまた、地域おこし協力隊として一緒に活動しています。夫 丸谷誠司のnoteはこちら↓
https://note.com/kyotuhata_m

#地域おこし協力隊
#岩手県
#一関市
#京津畑
#自伐型林業
#林業女子
#小さな林業女子
#身長150cm
#靴のサイズ21cm
#空き家改修
#日本伐木チャンピオンシップ
#千年藝術の森
#工藝の森
#漆
#パースペクティブ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?