京津畑日記 第53週 7月5日〜7月11日
改めまして2023年7月に岩手県一関市大東町に移住しました。一関地域おこし協力隊の丸谷誠司(マルターニ)です。
自伐型(小規模)林業を通して、里山と経済の循環を起こす山守です。山を元気にする森の散策路や木材の面白い使い道を考えています。
お陰様で協力隊に着任し、7月7日で2年目に突入しました。応援、声援ありがとうございます。そして、俺たちおめでとう!
それではどうぞ。
7月5日(金曜日) note、協力隊ミーティング
午前中、note。
午後、家の改修中の加藤隊員と妻、3人で今月、今週のミーティング。
7月6日(土曜日) 体験研修サポート、懇親会
昨年から始まった、一関市自伐型林業体験研修。
チェーンソー、伐倒造材集材の先生は、兵庫県から山口先生。自伐林家さんです。
私たちが使っている林内作業車。製造は国内に3社あり、筑水キャニコム(福岡県)、ウインブルヤマグチ(兵庫県)、ヤンマー(滋賀県)。
林内作業車に使うワイヤーロープの太さ8mmが標準。この太さは、安全係数より導き出す。(玉掛け講習で習います)重さに対して安全に丸太を釣れる、引っ張るために必要な荷重以上の太さを使うのです。
ワイヤーは、金属の撚り合わせなので扱い注意!素線という細い針金が、手に刺さり怪我します。ご安全に!
一関市有林にて伐倒実技研修。
研修生の方が、とても綺麗な伐倒をされ美しいので記念に残す。
昼休みの一コマ。
「奈良県吉野では、割り箸を使った後は礼儀として折る。斜めに入れてある高級な割り箸だから2度使えないように、折る」
午後は集材のため、林内作業車を使います。
滑車の内側は張力がかかるため内角で仕事しない!万が一切れたり、外れると身体が2つに増えます。
滑車をかける台付けの安全係数は、4。1トンを引くためには4トン必要。
安全係数をクリアすること。
作業車の操作は、慣れている協力隊が行います。
7月7日(日曜日) 体験研修サポート そして協力隊に着任して1周年
おめでとうございます。ありがとうございます。
昨年も着任した次の日から研修でしたね。あと2年、実直に習得していきます。
さて午前中、集材の続き。伐倒した後のことまで思考を巡らせておかないと、集材の時に面倒なことになります。前年度の研修場所で、思い知りました。タイムマネジメントですね。
木材は材積m3(立米)で求められることがほとんどです。
下の写真は、4mの長さの丸太が9本積んであります。何m3(立米)あると思いますか?
長さ4m、直径20cmの丸太は、4×0.2×0.2=0.16m3(りゅうべい)
仮に9本全て同じ直径20cmとすると、0.16×9=1.44m3(りゅうべい)
さて、いくらで売れるでしょうか。
参考に林野庁が発表している価格動向を貼っておきます。岩手県は1m3が10,000円から13,000円。市場に出した値段ですから、今後は工夫も必要になってきましょう。
午後から作業道の上方。下方と上方では丸太の引き方が変わります。
7月8日(月曜日) 改修資材の買い出し
ホームセンターへ買い出し。
夕方、先日のパンクの件で車屋さんがきてくださいました。
夜は、森林作りについてzoomで意見交換。未来が輝く。キラキラ
7月9日(火曜日) やまあい工房お手伝い
夏期間なので惣菜はお休み。代わりにお中元のお手伝い。
7月10日(水曜日) 商工会議所、作業道つくりの勉強会、事務作業
午前中、地域おこし協力隊ですが、個人事業主でもあるので、会計に関する疑問を商工会議所に伺いにいきました。
「大東フェスティバル2024」の準備でお忙しい中、ご対応くださりありがとうございました。
午後、雨のため協力隊3人で壊れない道作りの勉強会。
前日、かなりの雨量が降った道の水の流れもチェックできました。
キャタピラのわだちに水が流れ、道を削り取っていました。
谷側へ一筋も流れていない。林道入り口に水たまりができていた。排水を施す必要あり。
石の多いところ、地表から深土まで岩や石ゴロが出てくる。天地返はここでも必要なのか?
7月11日(木曜日) ゴミ出し、郵便局、作業道作り、note
朝飯前に借家のゴミ出し。
町の郵便局へ。郵便の時代が変わっていた。。。
木曜日なのに盛岡に着くのが祝日を超えて火曜日。。。速達にしました。
郵便局を多用していたので、まだ現行のシステムに慣れてない。そういえば明日、盛岡通るんだった。自分で配達できたのでは??
作業道作り。仲間も来ていたので混ぜてもらいました。
枯れた損傷木。生きている木は、水が上がっているから重い。だから倒れる。枯れた木は、水がないから軽い。だからどこへ倒れたいのかわからない。
想像以上に、木材の芯が残っている。見誤りツルが多く歪に残ってしまった。
経験させていただきました。ありがとうございます。
帰宅すると玄関の上り口に、蟻がワイていました。「黒い羽蟻を茶色の小さい方が追い払っているようです。」と妻の観察眼は鋭い。
和室もムネアカオオアリ出てきますし、アリンコ天国だ。
おまけ キャベツの頑張り
畑のキャベツは、十和田現代美術館に置いても違和感ないほど、虫に穴あなされていました。
虫がいなくなったのか、結球してました!嬉しい!!お好み焼き食べるぞー!!!
今週も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
来週は、地球のしごと大學in九戸。作業道作りを学んできます。
どうぞお楽しみに!
妻も同じく一関市地域おこし協力隊員です。ご興味があればこちらのnoteもぜひご覧ください。小さな女が小さな林業をするまでの経過観察ができます。
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