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【波まかせフリーランスの危険性】ていねいに書く雑文~304~20230501

【波まかせフリーランスの危険性】
4月は、なんだかふわっと終わりました。いつもなら末日はカフェインの錠剤を飲んで深夜にヒイコラヒイコラ言いながら仕事をしてるんですが、なぜか夕方には終わり。

3月は割と仕事が少なく「オッとヤッベーぞ」と思っていたところ、4月に入る振込を見て「やっぱヤッベーぞ」と思っていました。波があるからほんとにやばいのかどうかってのを振込とか支払で実感しがち。

4月は年度初めってのが影響しているのか、新規のお仕事がいくつか入り、ひと安心しているところでございます。

ヤッベーぞとなってるときは「ついに俺もポートフォリアーになるときが」なんて思っていたのに、ポーンとお仕事が入ってくることで、ポートフォリアーになることなんかすっかり忘れてしまいます。

フリーランスの収入には波がある、そんなことはライターならみんな分かっていることで。

今日は「波乗りに上手になるのも考えものよな」と、ふと思ったことについて書いていこうと思います。

収入の波を何度も経験することで「下がりっぱなし」も「上がりっぱなし」もないことが分かります。永遠に続く案件なんてのはないので、上がりっぱなしがないことはフリーランスになればすぐに分かります。

ただ、不思議なことに「下がりっぱなし」もないのです。もちろん、自分なりの平均収入的なところは決まってくるのですが、なんでか分からないけれども下がりっぱなしもないのです。ないもんはないのです。

上がりっぱなしがないことに少し遅れて、下がりっぱなしもないことを実際に経験し「フリーってそういうものなのね」と理屈抜きで理解します。

でもそれってちょっと怖いなと。

怖いのは「万が一下がりっぱなしが発生したら」ではなく、下がることに対する危機感が薄れてしまうことです。「下がってもどうせ上がるでしょ」は事実ではあるんですけど、下がりっぱなしにならないところの理屈は不明なのですから。
「止まない雨はない」的な。「なんで?」って言われたら「今までもそうだったから」としか言えない感じ。「いや、そりゃそうだろうけどそれでいいのか」と。

フリーの怖さは知らず知らずのうちに波に揺られて「どうせ上がるでしょ頼み」になってしまうことじゃないかなと思ったのです。

収入が下がることに慣れ、それが上がることにも慣れる。その結果としてお金がある月とない月がある。わたし自身の去年の確定申告を振り返ってみたところ、一番収入がある月と一番ない月では3倍くらい収入がちがいました。

でも、その実感ってないんですよね。なんというかこれが一番怖いところじゃないかなと。お金があるときもないときも「なんでなのか」が分からないというか。

いや、大きな仕事が入ってきたことは記憶にあるんです。でもそのときお金あったかなって振り返ると、別にそれほどではなかったよなというか。まぁその翌月から微妙なゾーンになっていたのでその分でプラマイゼロみたいなところはあるんですけど。

少し話がややこしくなってきましたけど、波があるということと、波まかせにしていいってことはイコールじゃないよなと。波まかせにしてたらいつになってもポートフォリアーになれないし「こんぐらいかな」という自分の中の平均収入的なところも変わらないでしょう。

波を乗りこなしてるつもりが、いつのまにか「いい波待ち」になってたんじゃないかな。

そんな風に反省しています。

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