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【エンドロールで立ち上がる人々】ていねいに書く雑文~その44~20220711

月に一度、映画館に行くようにしている。なんとなく「いい趣味かな」と思って。前回は「シン・ウルトラマン」、今回は「トップガン・マーベリック」を観た。

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割と話題になっていたり、ヒット作でも意外と映画館での上映期間は短い。こないだ映画館に行ったとき「シン・ウルトラマン」は、もうやっていなかった。

今回行った映画館は、イオンに併設されているかなり大きめのところ。平日の昼間だけど50人ぐらいはいたと思う。主にはシニア世代だけど。前回利用したところは小さめのところで、20人ぐらいだったかな。

「つまんないと思ったら途中で席を立つべき」なんて話がある。いくらお金を払ったからといって、苦痛を感じながら時間を無駄にするなとか「時は金なり」というような意味の言葉だ。

これには同意する。今までそんな経験はないけど。つまんないと思っても「こっから大どんでん返しが来るのでは?」みたいな期待をしちゃうから、わたしは、たぶんこれからも映画の途中で席を立つことはなさそう。

わたしは映画のエンドロールまでじっくり見るタイプ。なんとなく余韻に浸ったり、「エンドロールのあとにちょっとだけ続くタイプかもしれん」なんて思ったりしちゃうから。

しかし、エンドロールが始まった途端、席を立ち、退室する人が一定数いる。スクリーンに人影が映るので、「なんだかちょっと興ざめなんですけど?」みたいな気持ちに少しなるが、トイレに行きたいとか、仕事を抜け出してきたとかいろいろあるだろうから、そこまで気にしない。

時間効率を大事にしてるタイプの人なのかもしれないし。

ただ、ちょっと不安なのは「え?エンドロールのあとにちょっと続くかもしれないよ?そのパターン意外とあるよ?」という点。もしそのパターンだったら損した気持ちにならないだろうか。わたしならなる。貧乏性だから。別に大した内容でなくても。

たとえ「この映画はエンドロールできっちり終わるタイプです」とあらかじめ宣言されていたとしても、きっと最後まで観るだろう。貧乏性だから。

でもきっと「エンドロールのあとにちょっとあるかも?」が気になって、本当はトイレに行きたいのに我慢して席に座っている人もいるんじゃないだろうか。

「そんなことやったら、それこそ興ざめだよ」と思われるかもしれないけれど、「エンドロールのあとにちょっと続くかどうか」をあらかじめ教えてくれるのには一定の需要がありそう。

あー、でもそうすると「もしかしてエンドロールのあとに続くタイプ?」と思って待つ人がいなくなって、席を立つ人が増え、「なんだかイヤだなぁ」と思う人も増えるから難しいか。

酒とお菓子をしっかりと買い込み、楽しい2時間を満喫したのち、スクリーンに映る人影を見て、そんなことを思う。なんてウソ。「あーなんで立つんだろ」ぐらいまでしか考えてない。あとは今考えたこと。



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