「湯女」看板が復活しました。

こんにちは、京都市役所近くのお風呂屋、
京都玉の湯の女将です。

今年の2月中旬から2週間程
玉の湯の玄関とボイラー室の改装工事をしていました。

玄関の改装に従い床下から古い「湯女」と書かれた扇型の看板が砂塗れで出てきました。
字が反対書きの「湯女」
40年程前の玉の湯改装の時に捨てられた看板やなぁと、タイルや古銭まで出てきて、
当時の工事する人達のゴミ処理等の適当さに笑いながら^^;
店主もこんなんあったよーなと子供の時に入ってたお風呂を思い出しながら懐かしいな〜と話しをしていました。

玉の湯は明治創業のお風呂屋さんで、戦前に書かれたであろうこの看板
私は何て時をこえてここに残ってたんだ!
よく形が残ってたな〜!!✨と感激し、
店主(主人)は汚い板やなぁと思たようでした(笑)。

看板の汚れにヤスリをかけたりオイルをぬったり綺麗にしていたので、再利用する事が伝わっていると思う私と
何をしたいのかわからない店主(笑)

再利用する事は伝えて
その他細かく話しをしなくても
私は看板をとても貴重で大切に思っている、
そして店主もそうだろうと思う私と
看板見えにくいし汚いで
お金までかけて再利用する必要があるのかいな?
と思う店主(笑)

そんな価値観の違いから看板を雑な扱いをする
店主を見て喧嘩になる始末、、
泣きながら「何で雑に扱うの!?」と聞くと
「ただの汚い板やんか!ゴミやん!」と店主
そこで初めて気がつく、
夫婦でもこない価値観違うのか!!!
結婚生活11年を過ぎまだまだ相手の事を
知ら無い事を痛感する(笑)。

そんな意見価値観が真っ二つに別れた「湯女」
看板、話し合いの末
玉の湯のロビーに復活いたしました。

大工さんに「湯男」用に板を切ってもらい
書道の先生をする友人に書いていただきました(^^)
友人も色々書いてきたけれど、お風呂屋さんの看板は初めてだったみたいですw

危うく?捨てられるところだった「湯女」
文字が右から左に書かれていた時代が戦前だったとゆう事に「湯女」きっかけで知る事が
出来て色々と面白い事が知れたなーと思った事と
店主との価値観の違いに仰天した事が今回は
大収穫でした。

私が思う
■古い貴重な看板◎
店主が思う
■古い汚い板◎
どっちも正解なんだと思います。

身近にいるので言わなくても伝わるだろ〜とか
自分の考えてる事が普通で、相手も同じだろうと
決めつけたり思いこみは駄目なんですね。
身近な人にこそ
しっかり伝えて価値観を共有したり、話しをするべきなんだと今回深く思いました。

「湯女」「湯男」やっぱり比べると断然
「湯男」が綺麗で見やすいですね!新しい方が綺麗やろうと言う店主の意見もごもっともです。

「湯女」ちょっと歳を重ねてますので見やすさはないですが、味わい深いとゆう事で見やすさについてはお許しを。

ここまで、私のつたない文章を読んで下さりありがとうございました。
女将





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