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いきものたちは生きていく

久々の更新になってしまいました。昨今のコロナウイルスの影響で在宅でのお仕事や学業をされている方、不安な気持ちで働きに出られている方、いらっしゃることと思います。他府県では緊急事態宣言の解除もされ始めましたが、一刻も早いウイルスの終息を願うばかりです。どうか気を付けてお過ごしください。

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コロナウイル氏が猛威を振るい始める前の3月上旬、私はいつものように散歩コースにしている小川に行きました。その川はカワセミ一家の狩場となっていて、いつも低木や葦の隙間からカワセミがその輝く背中をのぞかせていました。

写真を撮るのが趣味の私はその日もいつものような光景を期待してカメラを片手に向かったのですが、来てみてびっくり。なんと、川原の草木や木がきれいに一掃されていたのです。

土手には「伐採しています」の看板。カワセミの足は平らな地面にとまったり太い枝をつかむのに向いていません。傾斜のあるブロックにとまってみますが止まりにくいのかあっちへこっちへ飛び回り、止まりやすいところを探しています。「チッ!チー」という鳴き声が悲鳴のように聞こえました。このつんつるてんの川原では満足に狩りもできそうにありません。

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どうするんだろう?引越しをするのか?この川を離れてしまうのか?気になってちょこちょこ様子を見に行っていましたが、そうこうしている間に緊急事態宣言が発令され散歩に行くことができなくなってしまいました。

家で過ごすことが増えましたがそれはそれでストレスがたまってくるというもの。とうとう私は少しなら…という気持ちとマスクとともにカワセミさんの様子をうかがいに行きました。もちろん一人で、できるだけ人と関わらないように…。

川についてみると、いました!カワセミは前に狩場にしていたところよりも少し上流に移動し、茂みが残っているところを探して元気に暮らしていました!川原はだいぶみどり豊かになってきていましたが、とはいえ最近刈り込まれたと思われるブロックがむき出しになったところも目立ちます。ブロックひとつの数十分の一ほどの小さな身体なのに、過酷な環境に置かれても必死に生き抜こうとしているそのすがたはなんだかとてもたくましく見えました。我々もコロナに負けず、生きていきましょう!

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*京都ネイチャーツアーが開催するバードウォッチングツアーでも、カワセミにも出会えるかも?!ご参加お待ちしています!






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