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かいごの基本 ステップ2

異動後、配属後の職員さん
ステップ1で、利用者の名前と顔、早出、中出、遅出、夜勤と業務は覚えたなら次へ進みましょう。
 ※夜勤ができたら介護職1人前と勘違いされる方が多いですが、スタート地点と思って下さい。
 これから介護の楽しさ、厳しさ、奥深さ等を体験していきます。

■介護技術の基本と個別ケアの違いを知りましょう


・基本とは、お年寄りの特徴、若い健康な人と違う所を知っておく。年をとるってどういうことなのか。
・個別とは、基本を念頭に置き、その人の特徴に合わせる事。障害の具合、認知の具合、体格、性格、人生歴。などなど。
▼「個別ケア」は既にレギュラーでされている、排泄介助、入浴介助、食事介助等もそうです。それぞれの方法があると思います。
 ただ、個別ケアは基本から個人の情報を素にして生まれたものです。決して、別の利用者のケア方法を素に決められた方法ではありません。
 ここを間違うと、どんどん偏った考えの介護職員になり、その人にあった個別ケアが見つけられなくなります。職員自身に合わせようとする傾向が強くなります。

■利用者さんのケアプランと人生歴を何度も見返しましょう


・何となく毎日のルーティーン業務になりがちですが、個人個人にケアプラン(約束事、契約)がありそこを生活に落とし込んで、実施し、記録すること。こなすではなく、常に表情や健康状態等を気にかけ、今のケアプランが最適か?を考えながらケアをする事が大切です。
・職員に気を遣い、言いたいことが言えない関係性ではなく、頼ってもらえる関係になりたいものです。その人の事を知ってあげましょう。一人ひとりに歴史があります。


■自分の性格、立ち位置を理解しましょう


・大切なことはお年寄りの生活の継続です。職員が全てやるのではなく、チーム(家族も含め)でその人のできることを活かし、支えること。できることを奪うことではなく、共に生きる事です。困ったことは一緒に考えることです。
・認知症のステージによっては色々な行動が見受けられるでしょう。その時に自分の感情のコントロールが必要になります。そのことも常にリーダーはじめチームで話し合っておきましょう。自分の性格や行動の特徴を周りにも知ってもらいましょう。




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