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清水寺はテーマパーク4(子安の塔・音羽の滝・舌切茶屋・忠僕茶屋)

「清水寺はテーマパーク」というタイトルで、修学旅行ガイドについて語って来ているのですが、清水寺に行ってみると、本当に見所が沢山で、多くの方が訪れるのが良く分かります。

修学旅行では、駆け足で回ってしまうため、恐らく、断片的な記憶だけが残るのだと思うのですが、大人になって、自分の力で旅行に行けるようになったら、是非もう一度訪れて欲しいなと思ったりしています。

(これは、清水寺だけでなく、京都全般に言えることですが。。。)


子安の塔

前回の「清水寺はテーマパーク3」では、奥の院まで書かせて頂いたのですが、奥の院から道なりに下っていくと、道の折り返しの地点にある、清水寺の塔頭泰産寺に、清水の舞台からも見えていた、赤い三重塔、子安の塔があります。

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こちらからも、清水の舞台を綺麗に見ることが出来るのです。

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修復中の幕の写真しかないのですが。。。


因みに、子安の塔は名前の通り、安産祈願のためにお参りに行かれる方が多く、その為、さすがに修学旅行生は興味を示さないのですが、こちらは、混雑時も比較的人が少ないので、立ち寄って見られると良いと思います。


また、ここから、清水山の登山も出来るようになっているようです。

(私は行ったことないのですが…)


この後さらに下っていくと、公衆トイレが現れます。

清水寺の中のお手洗いは、こちらだけとなりますので、是非ともお済ませください。


ここまでで、随分と下ってくるのですが、実は清水寺は、バリアフリーとなっています。

山のお寺なのに、段差無しで拝観出来るのは凄いことだと思います。

世界中から人が訪れる理由の一つが、このバリアフリーなのでしょうね。


音羽の滝

次に現れるのが、こちらも有名な音羽の滝。

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清水寺の名前の由来になったこの滝には、飲むとご利益があるとされています。

3本あるのですが、向かって右が「学業成就」真中が「恋愛成就(縁結び)」左が「延命長寿」

この話をすると、必ず、「それなら全部飲みたい」という子が現れるのですが、残念ながら、全部飲むという欲深い人は、願いを叶えてもらえないことになっており、どれか一つを選ばないといけません。


こちらで滝の水を飲む時に使う柄杓は、紫外線で殺菌できる機械に入っているのですが、気になる方は、専用のカップも販売されています。

コロナ以前から、こういう部分にも気遣いされていたんだなと、改めて思います。


この音羽の滝の周りには、雰囲気のあるお茶屋さんもあります。

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清水の舞台の下

音羽の滝を過ぎると、清水の舞台の真下へ来ます。

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下から見上げると、いかに高いのかを実感することが出来ます。

因みに、この写真は綺麗に撮れてますが、何枚かが、半分色が変わっていたり、次合わせの写真になったりと、変な写真になったりしていました。。。


飛び降りた方のおられる場所での写真は、あんまりよくないのかな。。。と思ったりしています。


舌切茶屋・忠僕茶屋

清水の舞台の下をさらに抜けると、2軒のお茶屋さんが現れます。

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忠僕茶屋はこの時お休みでした。


舌切茶屋って、舌切雀が関係あるのかと思いきや、そうではなく、幕末の頃、西郷隆盛と攘夷運動をしていた月照をかくまったとして、安政の大獄で捕らえられた近藤正慎という人が、舌をかみ切って自害し、その妻子がこちらで茶屋を開くことを許されたという由来から付けられた名前とか。

忠僕茶屋も、同じ事件で月照を助けてその墓を守り続けた大槻重助という人が忠義を認められて開くことが許されたお茶屋となっています。

なかなか壮絶な話ですね…


これらお茶屋を抜けて、道なりに下っていくと、仁王門の前に戻ってくるのです。


その後再び、清水坂の参道の雑踏を進み、お土産を買って、清水寺を後にすることとなります。



4回にも分けてしまいました、「清水寺はテーマパーク」はいかがでしたでしょうか?

清水寺とその周辺は、ここに書いたことだけでは収まらない、見どころ一杯の場所となっています。

1000年の昔から、多くの人が訪れ、積み上げられてきた、様々な見どころは、まさにテーマパークだと思っております。

いや、テーマパーク以上の楽しみがある場所なのだと思います。

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