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修学旅行ガイドとは?

数年前から、春と秋の修学旅行のシーズンに、学生たちを観光地に連れて行くガイドのアルバイトをさせて頂いています。

2020年の今年は、コロナ禍の影響で、春の修学旅行は全滅となり、とても残念なのだけど、今までガイドさせて頂いた時の話を書き留めておこうと、noteをはじめてみることにしました。


修学旅行ガイドといいながら、私は、ガイドは全くの素人で、只々、京都の観光地、神社仏閣に行くのが好きなだけなのです。

知人のお寺のお坊さんが、ガイドを募集しており、素人でも大丈夫ということだったので、思い切って手を上げさせて頂きました。

やってみて思ったのは、最低限必要な能力は、地図が読めることと時刻表が読めること。

この仕事で、絶対にやらないといけないのは、時間通りに決まった場所へ、全員を無事に連れて帰るということなので、恐らく、方向音痴や時刻表が読めない人には向いてない仕事ではないかと。。。(幸いにその辺り、私は得意分野だったのです)

仕事の内容は、子供たちが、5~6名の班に分かれて自分たちで計画した観光地に一緒に連れて行ってあげるということ。

時間的には、1日の時もあれば、半日の時もあるのですが、事前に計画したスケジュールは頂いていて、それをもとに、本当に実行可能かを判断して、修正をかけていくことになります。

そもそも計画書に、行きたいところを5〜6箇所上げてスケジュールを考えるように指示されているようで、どの計画も、かなりハードなものが多くなっています。

スマホの万歩計を見ると、毎回、軽く15000歩〜20000万歩は歩いています。

(北に南に、東に西に、どんなけ移動するの?)

(そもそもお寺も神社もむっちゃ広いし。なんならバス停から遠いし)

交通手段は、大体が、市バスか市営地下鉄の1日乗車券を使うことになるのですが、

(この路線のバスは1時間に1本やから乗るの難しいよ)

(ここからあそこはバスより徒歩の方が早いよ)

等々、突っ込みどころ満載。

中には、スケジュールを組むのが途中で嫌になったんだな、って言うのが分かるくらいに、最初は綿密で、最後は投げやりなスケジュールなども。

中3(時々小6も)の子たちには、観光計画を組むのはまだ難しいんだなーって、微笑ましく思っています。

きっと、こうやって計画立てて、実際に体感することが、勉強であり、いい経験として残っていくのでしょうね。

時々、よその土地から京都に来られて、学校や仕事をされている方に、

「何故京都に住もうと思ったの?」

って聞くと、

「修学旅行で来た京都がとても楽しくてよかったから」

と、言われる方がいます。


そんな話を聞くと、子供たちに「楽しい」「また京都に来たい」って思ってもらえるように頑張らないとなー、と思うのです。


そんなこんなで始めさせて頂いた、修学旅行ガイドのアルバイトですが、次回から、実際にあった、諸々楽しい話や珍道中を綴らせていただきます。

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