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【初開催】京都企業と大学との交流会(京都産業大学 生命科学部 産業生命科学科)


こんにちは!京都市わかもの就職支援センターです。

今回は、2022年12月23日(金)に京都産業大学で開催した、産業生命科学科の学生と京都企業(12社15名)で行った交流会レポートです。


「大学生と地域企業との交流プログラム」とは?

大学生の職業観醸成と京都企業の認知度向上のため、大学との協働で実施するイベントです。

この交流会では、「働く」「ワークキャリア」「ライフキャリア」等に関する学生の素朴な疑問・不安に対し、企業人に自身の体験やライフキャリアを踏まえ、「社会人の先輩」としてお答え頂きます。
 ・どんな業種、どんな職種があるのか
 ・自身に合う仕事の見つけ方
 ・そもそも働くとはどういうことなのか …等々

今回は「日常生活と生命科学」という授業の中で、大学での学び(生命科学)が社会でどのように活かされているのかをイメージし、自分と社会との関係性に関する理解を深め、今後の研究活動や将来の進路選択に資する情報提供の場として参加頂きました。

授業で紹介された事例などの中から、自分が興味を持ったことを掘り下げ、プレゼンテーションを行うための事前調査・準備を兼ねています。

「理系の学部」にて、初めて開催した交流会の様子を最後までご覧ください。

開催の流れ

当日は以下プログラムにて進行しました。

オリエンテーション(15:00~)
全体で企業の自社・自己紹介(1社1分)
交流(1)(30分)
<移動>
交流(2)(30分)
※1グループに企業2社・学生6~7名


開催の様子

オリエンテーション

オリエンテーションの様子

まずは交流会の進行を担当する松尾先生より、注意事項の説明をして頂き、交流冒頭の自己紹介で使用するフリップの記入をしました。


全体で企業の自社・自己紹介

動画を使用した企業紹介の様子

続いて全体で企業の自社・自己紹介を行いましたが、学生の皆さん・企業人共に少し緊張気味の方が多い印象でした。


交流

2回転で行われた交流では、積極的に挙手をして質問する学生も多く、会場内は終始熱気に包まれていました。

交流の様子(1)

学生「大学院へ進学しようか、就職しようか迷っています」

多くのグループで出ていたこの質問にも、企業の方からご回答頂きました。

企業人「3年生の頃、私も大学院へ行こうか就職しようかすごく悩みました。そんな時、ワタキューセイモアが、大学内で開催された説明会に来ていて話を聞く機会がありました。働きつつ、社内で科学や工学的なことを学べる環境に魅力を感じ、早く働きたいという意識もあったため、就職を選びました。元々生産管理の仕事をしていましたが、現在は教育担当として、理系での学びがどう活かせるかを学生・新入社員へお伝えしています。」(ワタキューセイモア株式会社)

交流の様子(2)

学生「大企業とベンチャー企業、どちらが良いですか?」

企業人「以前は大企業での就業経験があり、現在は従業員も20名程のベンチャー企業で働いています。私は、現在の方が自分がやったことを認められる感じがあり、やりがいも感じています。」(株式会社カンブライト)

学生「開発の提案は社内で誰でも出来ますか?」

企業人「基本的にはアイデアがあれば誰でもできます。ただしそのアイデアが必ず形になるというわけではありません。また、アイデアを形にしていく際には、他部署との連携も必須になります。」(株式会社アナテック・ヤナコ)

交流の様子(3)

学生「面接ではどんな所を見ていますか?」

企業人「採用担当ではないので所感になりますが、私が学生時代に就職活動をしていた際には、その人がこれまでどんなことを頑張ってきたのかを見られていた気がします。」(株式会社ニッシン)

企業人「面接では、その人の『人となり』や『キャラクター』を重視しています。最終的にはキャラクターが企業とマッチするかどうかという所ですが、面接では普段のご自身のキャラクターを出し切って欲しいと思います!」(株式会社イシダ)

他のグループでも、理系の学部で学ぶ学生ならではの質問がされていました。

交流の様子(4)

交流会終盤には、企業人から学生の皆さんへエールも送られていました。

企業人「化学や生物系の専攻では、レポート量が多く、実験も時間が掛かり遅くまで大学に残ることもあるかと思います。今は“しんどい”と思うかもしれませんが、現在仕事をする中でお客様から問い合わせが入った際、大学の時に学んだ知識が役に立っていると感じます。社会に出て活躍フィールドが広がれば広がるほど、学生時代にアウトプットできる知識を蓄積しておくことは重要だと実感しています。応援しています!頑張ってください。」(佐々木化学薬品株式会社)


今回の交流会へは「KBS京都」の取材も入り、筆者はニュースにて交流会の様子を見ましたが、とても活気にあふれており、良い時間を過ごして頂けたことが伺えました。

京都市わかもの就職支援センターは文系理系問わず、京都企業への就職を目指す方を応援しております!

最後に

▼参加学生の声
・3年生になる前に企業の方々と話すことの出来る機会は「インターンをする上で自分がどの分野・企業に興味があるか」を考えることの出来る機会だと思うので意義は極めて高いと思いました。
・今回の授業はとても“ためになる授業”でした。私の中での嫌々働いている、お金のために働いているといった社会人のイメージや考えが大きく変わりました。したいことは社会人になると出来なくなったり、長期休みも取れなくなり自由が無くなるのだろうなと思っていましたが、皆様趣味や旅行に没頭されており、とても楽しそうでした。また、会社ではしたい研究や開発を積極的に出来ているとおっしゃっていたので、少し楽しそうだなあと感じました。

【参加学生について】
▼京都産業大学 生命科学部 産業生命科学科2年生・学生41名

▼参加企業の声
・とても素直で真面目な学生さんで、質問も意欲的でした。悩みに真摯に向き合ってぜひ後悔せずに、納得できる進路を見出してください。就職や大学院がすべてではなく、その先の未来において自分で人生を切り開く気持ちを忘れないようにしてください。また今回のような授業での学生さんとの交流イベントをぜひ継続していただけると嬉しいです。

・セッションに集中して、素直な気持ちで目を輝かせながら話を聞かれていた姿が素敵だなと思いました。今、何をしたいのかが分からなくても、社会に出ていろんな経験を積むうちに(仕事だけでなくプライベートでも)、何をしたいのかは分かってくるように思います。成長しようとする意欲と楽しむという思いを持って、自分を誇れるくらい何かに取り組んで欲しいです。
また社会人になってから、学生さんとお話する機会がほとんどなかったため、今回の交流会は新鮮でした。交流会は、学生さんにとっても企業にとっても、お互いを知れる良い機会だと思います。私自身も、学生の時にこういうイベント(授業)があったら良かったのになぁと思いました。

【参加企業について】
▼12社15名(順不同)
iHeart Japan株式会社、株式会社アナテック・ヤナコ、株式会社イシダ、株式会社カンブライト、佐々木化学薬品株式会社、サンリット・シードリングス株式会社、株式会社ナベル、株式会社ニッシン、株式会社発酵食堂カモシカ、株式会社松井色素化学工業所、マルホ発條工業株式会社、ワタキューセイモア株式会社

▼開催した大学の声(産業生命学科・木村先生)
交流会では、学生たちが緊張しながらも積極的に企業の方と交流をしようとしている姿がみれて嬉しく思いました。また企業の方には、丁寧に学生達に対応していただき、終始なごやかに交流が進んでいたと思います。大学で生命科学を学んでいても、自らの専門を社会と結びつけるのは難しいです。今回の交流会で技術力の高い企業の方々とお話しすることで、社会に出たときのイメージが少し見えてきたのではないかと感じています。学生達には、交流会で学んだことを、今後の学業や卒業研究、進路選択に活かしていってもらいたいと思います。 

いかがでしたか?

今回は理系学部における初めての交流会開催でした。理系学部の学生ならではの悩みに解決のヒントを得られるとともに、これまで開催してきた文系学部と同様、今後のキャリアや進路を考える上で、多くの気づきを得て頂ける機会になったのではないかと思います。

また、ご参加頂いた企業の方にとっても、理系学生がどの様なことで悩んでいるのか、どの様なことに興味関心を持っているか等、様々な気づきを得て頂けたのではないでしょうか?

皆さまにとって、充実した時間や機会になっていたら嬉しいです。

他にも京都市わかもの就職支援センターは、キャリアに関わる様々な活動をしております。ご興味のある大学関係者の方は、お気軽にお問合せください。(京都市わかもの就職支援センター/075-746-5086)

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