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南海トラフ地震|読んでおくべき防災本3選

昨日、気象庁が「南海トラフ地震臨時情報」を発表しました。約100~150年に一度の「南海トラフ巨大地震」が起きる確率が高まっています。

地震はなぜ起きるのか?
被害を最小限にするために必要な理解と備えとはどのようなものか。
地震・防災関連書を、3冊紹介します。
地震研究者らが過去に起きた大地震を分析、災害発生のメカニズムから防災対応までを論じています。

『教育現場の防災読本』

「防災読本」出版委員会/中井 仁 監修

防災教育の必要性を認識しながら、体系的で継続的な防災教育がなされないまま、多くの児童生徒の命を失うことになった東日本大震災の反省から生まれた書籍。多様な災害に対応した普遍性と、継続性をもった防災を実現するために、〈災害のメカニズム〉〈国・行政機関の役割〉〈防災技術・工学〉〈地域防災〉を全般にわたって知ることで、子どもを守り、災害を乗り越えるための知識を体系的に身につけます。

『災害社会』

川崎一朗 著

南海トラフ地震の想定される発生形態の一つがスロースリップです。スロースリップを含む『スロー地震』研究で地震学をリードした著者が、あえて地震予知や免震工学の進化で災害は防ぐことができるのかを問うた書籍。耐震補強を受けられない貧困層、いたずらな投資による防災を無視した再開発など、格差社会を防災科学から照射します。

『大地震とテクトニクス』

三雲健 著

プレートの潜航によって地殻活動が生じるメキシコの地殻変動は、日本と似た特徴を有するなど、防災の観点から学ぶべき点が多い。中米地域防災プロジェクトへの従事、大震災発生のメカニズムの解明を含む14年間に及ぶ国際共同研究の集成。平洋を越えて伝播する地殻活動への比較と考察。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。
お盆休みで帰省、旅行などされる方、運行情報、地震予測情報をしっかり確認した上で、出発しましょう。


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