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良い経営は、何でわかる?①

こんにちは。心に火を燈す経営パートナー、共燈コーチルタントです。

先日恩師の研修を受けてきて、使命感に燃えております。
今回は、良い経営の為に大切だと思うことについて書きたいと思います。
熱が入りすぎて長くなってしまったので、2回に分けて書こうと思います。

これまで12年ほど色々な会社や個人事業主をご支援してきましたが、
成長する会社は、利益とマインドの両方にこだわりがあると感じています。
そういう会社は、経営計画書を毎年策定されていますので、
そのこだわりがよく伝わってきます。

※経営理念、経営方針、利益計画、行動計画の4つをもって、
自分は経営計画書と呼んでいます。

さて、良い経営とは何で分かるのでしょうか。

良い経営は、勘定科目の改善なり

これは昔自分の恩師から学んだことです。
会計というのは実はすごくて、
BS、PLは経営者の意思決定が数値となって表れています。
良い会社は数字がストーリーと意志をもって語ってきます。

逆に言うと会社の問題点もすべて数字(「勘定科目」)に現れます。
ということは、良い経営をするには勘定科目を見直すことが大事です。

勘定科目とは、決算書に記載されている
「現預金」や「売上」や「営業利益」といった
数字が入っている項目のことです。

どの勘定科目の数字を増やすのか、
どの勘定科目の数字を減らすのか、
これが経営の方針と改善計画になります。

勘定科目の一つ一つに意味があり役割があります。

ちなみに、勘定科目に正解、というのはありません。
経営者の意志が反映するものであり、
経営方針そのものだからです。

ただし良い経営のための考え方は、あります。
勘定科目のお話は、また別の回で書きます。

月次決算書とは

では、勘定科目は決算書をもらうまで分からないのでしょうか?
自社の毎月の経営成績はどこでわかるのでしょうか。

毎月の経営成績は「月次試算表」を見ればわかります。
月次試算表というのは、月ごとに作成されたBS、PLのことです。

「試算表」という名前ですが、
決して「試算」にせず、
毎月「決算」をするつもりで
しっかり数字を固めていくことが、大事です。
なので、自分は「月次決算書」と呼んでいます。

良い経営とは、
地に足の着いた方針と
成長のための計画を立て、
月次決算書をフル活用して計画を実行し、
定期的に振り返って改善する、
を繰り返して、
成果を出し続けることです。


一時的に売上がガッと上がっても、
お金がなかったり、
従業員がすぐやめてしまったり、
継続して利益が出ていなければ、
良い経営とは言えないですよね。

それを可視化したものが、月次決算書です。

正しい月次決算書作成のための7つの原則は、②で書きます。

月次決算書の役割

正しい月次決算書の前に、
そもそも月次決算書とは何ぞやということを
もう少し触れておきます。

月次決算書の役割は4つあります。

①現状直視!
 数字はウソを申しません
②危機感共有!
 売上だけ見ててはダメです。
 利益ちゃんとでているか?資金繰り大丈夫か?
 社長だけでなく、幹部の方とも共有すると尚良し
③勘定科目に意志込め!
 どの勘定科目を減らすのか、増やすのか、意思決定です
④方向性の共有!
 ①~③によって会社がどこへ向かうのか見えてきます
 
地図を見て、どこそこへ行きたいと思っても、
今自分がどこにいるのか分からなければ、
所要時間も、移動手段も、交通費の予算も、滞在日程も、
立てられないですね。
現在地を正確に把握するために、月次決算書が大事なのです。

まとめ

「月次決算書」を正しく作ることで、
現状把握→計画→実行→振り返り→改善
いわゆるPDCAを正しく回すことができます。

それが、良い経営の第一歩となります。
では正しい月次決算書の作り方は②でお話します。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。



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