クレジットカードの解約で、つい昔をなつかしんだこと

まさか、こんなに大変だったとは。

少し前、クレジットカードを解約した。
某大手カード会社の、誰もが知っているこのカード。
デザインが一新され、おまけに年会費も無料になるとのリーフレットが郵送されたのは、去年の秋。

私は、あまりクレジットカードを使わない。現金最優先で、2番目にデビッドカードだから、この予備という感じ。だから、クレジットカードの年会費無料になれば、ありがたし。
そんな思いで、この新しいカードにしたのだった。自動的に切り替えられて、解約手続き不要だと勝手に思っていた。

ところが。
先月、カードの年会費が引き落としされていた。
あれ？新しいカードは無料のはずなのに・・・と、いぶかしく思いながら明細書を確認したら、解約できていると思っていたカードが、まだ生きていたのだ！

え？自動的に切り替えられたのでは？
古いカードはすでに処分してしまっていて、手元にない。（ここは私の反省で、もっと処分前に確認すべきだったのだが・・・）

とにかく連絡をと思い、カード会社に電話をした。
しかし、自動音声対応で古いカード番号を伝えなければ、解約はできず。他の内容も、今の私のケースには合わない。じゃ、オペレーターさんに状況を伝えれば何とかなるだろう・・・

サイトや明細書などに書かれてある電話という電話に、全て連絡した。が、すべてが自動音声で同じ内容である上に、問い合わせの電話も多いようで、10分、15分待っても、全くつながらなかった。
メール連絡も考えたが、メルアドもなかったようだったし、AIボットもやってみたけど、解決には至らなかった。

・・・困った。
結局3日間、電話をかけ続けたが、全く埒が明かない状態だったのだ。

果たして、このカード会社にオペレーターさんはいるんだろうか？
この機械音声の中で、生身の人と話せるのだろうか？
そんな思いでいっぱいになった。

そして4日目。
今度は受付が始まるや否や、すぐに電話した。
・・・やっと、やっと、人の声が聞こえた。オペレーターさんと話せた。
事情を説明し、私の氏名・住所・電話番号・引き落とし口座のある銀行を伝え、無事解約ができた。ここまで、2分足らず。

自分の不覚だったとはいえ、解約までに時間と手間がかかり、気をもみまくった。

それにしても、この世の中、本当に便利になっているんだろうか。なんだか、かえって不便になっているのでは？と思うのは、私だけなんだろうか？
今より気軽にオペレーターさんと話せた昔が、ちょっと懐かしくなってしまった。

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