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やっと買えた私の新しい財布と店のご主人との楽しい会話

財布を新しく買い替えた。

この7年余り、触らない日はなかった私の財布。それが、数か月前から見るのも痛々しいほどの状態になってきた。口金付き(つまり、がま口)の2つ折り財布なんだけど、「もう疲れたよ。ぼちぼち、リタイアしていい?」と財布の静かな声を聞いていた私。

ではでは・・・と、欲しい財布を探し始めた。近くの店やネットも見たけど、お気に入りのものがない。

口金付き2つ折りじゃないと、絶対に、あかんのだ!
いつも持ち歩く小さめの肩掛けかばんにスッキリ入るし、持つにもジャストサイズ!そして、色は明るい色。
ここまでこだわるのは、いつも使うものは妥協せずに、本当に好きなものを使いたいと思うから。(ちょっと頑固だけど)

そこで、古い財布を買った店に行ってみることにした。

あった!私の欲しかった財布!

「早く買ってくださいな」オーラを発しているではないか。色は、オレンジ。前のとデザインは少し違うけど、中の仕様は同じ。
軽くて柔らかく、持ちやすい。


暖かなオレンジ色


私は嬉しくなって、70代くらいの店のご主人に声をかけた。

「(古い財布を見せて)実は7年前に、こちらでこの財布を買ったんですよ。いろいろ探してなかったんで、こちらに来たんです。」

「わあ、そうだったんですか。ありがとうございます。このタイプの財布はコンパクトながら、使い勝手がいいですよね。」

「私も、前の財布が使いやすかったので、これ以外の物は考えられなくて・・・。いやあ、買えて嬉しいです。来た甲斐がありました。」

気さくなご主人で、話が弾む。

「この財布は革製ですが、汚れたら消しゴムのきれいな部分で優しくこすってみてください。きれいになりますよ。」

「へえ~、知りませんでした。(一つ賢くなった!)ありがとうございます。」

「こちらこそ、ありがとうございます。先ほど店を開けたばかりなんですが、物販店で一番最初にいらっしゃるお客さんが女性だったら、縁起が良くて、その日一日、商売がうまくいくなんて言われてるんですよ。」

このように言われ、私も思わず嬉しくなった。私は一番客で、縁起を良くする人(!)だったんだな。光栄なことだ。

「これは、種銭たねせんですよ。お金とご縁がありますように。」


ピカピカの5円玉

最後に、ご主人はピカピカの5円玉の種銭をくれた。あまりにきれいで、神々しい気持ちになってくる。

お気に入りの財布が買えて、気分も爆上がり。
ご主人と楽しい会話ができて、なんだかほっこり。

新しい財布と共に、また頑張れそう。ありがたいことだ・・・

私はいただいた種銭を、幸せな気持ちで新しい財布に入れた。








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