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ラオス旅🇱🇦(5) Quarry Site of Plain of Jar, spoon village etc...

ツアー旅は続く。ラオスの魅力に取り憑かれた私は、新たな地に足を運んだ。

目的の場所に行く道中に撮ったもの。山の地肌を見ると、木々が全くない箇所がある。これは、戦争時の爆撃で木々がなぎ倒され、一時は焼け野原状態だったためだそうだ。

1.Quarry Site of Plain of Jar


日本語にすると、ジャール平原にある石壺の採石場である。ここは、ガイドの方に場所を教えていただいた。ガイドブックにも載っていなかったので、ツアーに参加していなければ来ていなかっただろう。ジャール平原にある石壺は、ここから生み出されていたのだ。

ここには、造りかけの石壺や、まだ手つかずの石壺を見ることができる。造りかけの石壺では、どのように石壺が造られるのかの行程も間近に見て感じることができる。

採石場の入り口。人影は私たち以外に全くない。
制作中の石壺。これから壺の中身を掘削していくのだろう
あちこちに石が点在している中、このように石壺するために石を見つけだし、穴を造っていく。想像するだけでも大変な作業だ。

2.Secret Cave


山道の中に突如現われる洞窟で、いかにも隠場みたいな雰囲気の地だ。いざ、出発!と思ったが、前日までの雨により、洞窟内は浸水。今回は通り抜けることはできなかったので、次回に持ち越し。

入り口は本当に狭い。中も真っ暗。通るときは懐中電灯もしくはスマホ等のライトが必須。

3.ラオスの景色


山道を突き進み、頂上にたどり着いた。景色は本当に素晴らしかった。日本の都会で見るようなビルや高い建物がほとんどなく、山々が連なり、鳥のさえずりがかすかに聞こえてくるその雰囲気は、まさに山に来たという気持ちにさせてくれるものだった。

4.Spoon Village


最後に紹介するのが、Spoon Villageである。
「スプーンの村」って何ですの?と私も最初は思った。しかし旅行前になぜこのような村が生まれたのかがわかり、ルアンパバーンを訪れたときも、Spoon Villageに関するものを見つけた。次の写真をご覧いただきたい。

そう、爆弾に使われていたアルミニウムを再利用し、スプーンやブレスレットを作って商売をしているのだ。
そして、このSpoon Villageは、実際にスプーンを作っているのだ。現在は、コロナ渦であることと、シーズンオフであることから、1件でしかスプーンは作っていないそうだが、どのように作っているのかの行程を見ることができた。

現在は、ここで再利用したアルミニウムを使ってスプーンを作っている。
ここに材料として、爆弾等が置かれている。ラオスに落とされた爆弾を再利用するというのは、現地の人々はどう感じているのだろうか。
ロケットも置かれていた。実際に持ってみるとものすごく重かった。
戦車などで使われていた機材が置かれている。
かつてこの村周辺が激戦地だったことを感じさせてくれる。

実際にアルミニウムを溶かす溶接部や型取りするためのものなどを見ることができた。

これで溶かしたアルミニウムをスプーンの形に型取りする。
ハート型のスプーンを発見。

以上がツアーで訪れた箇所である。合計2日半のツアーでジャール平原、そして周辺の観光地を余すところなく巡ることができた。

観光地に行くと、映え写真を撮り、ある程度巡れば終了となることがある。今回のジャール平原も、初めはガイドブックで少し知っただけであって、ツアーに参加していなければ、写真を撮って巡って帰っていただろう。しかし、ツアーを通じて、史実や施設1つ1つの特徴など、1人では決して分からないことを学ぶことができた。旅の目的は様々だが、「歴史を知る」「世界遺産を巡る」という目的の場合は、ツアーがあれば今後も参加してみたいと思うようになった。そしてツアーで出会った人とのつながりもツアーの醍醐味であると感じた。個人的には、今回のラオス旅でシェンクワーンが一番の印象に残った地となった。

これにて、観光地を巡るラオス旅は終了。最後はラオス飯を紹介して締めくくりたいと思う。では。


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