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人を動かすには

どうも公立学校教員から転職、教転員職です。今回は最近読んでいるD・カーネギーの著書『人を動かす』について書きます。

○D・カーネギーの著書『人を動かす』とは

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D・カーネギーの著書『人を動かす』は、80年以上も前から現在に至るまで、世界中の人々に読み継がれている歴史的ベストセラーだ。日本でも累計発行部数500万部を突破していることもあり、読まれたことがある人も多いかもしれないです。

ビジネスとしても参考になりますし、これは学校現場でも役に立つと思います。そこで人を動かす3原則について以下にまとめます。

○相手を批判しない

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人間はつい自分のモノサシで物事を計りがちですが、誰しも考えがありそれぞれの尺度で行動しているものです。時には相手の言動に憤りや不安を感じてしまうこともあると思いますが、その感情をそのままぶつけてしまっては、相手の人格や考えを否定してしまうことになりかねません。あなたにとっては「あり得ない」行動でも、相手は相手なりの考えがあり自分は正しいと思って行動しているかも知れません。

デール・カーネギーは本書の中で「人を非難するのはどんな馬鹿者にもできる。そして馬鹿者ほどそれをしたがるものだ」と記しています。人を非難することは、相手にとってもあなたにとっても損にしかなりません。

また、人は自分のことを否定する相手に対して警戒心を抱いてしまうもの。逆に自分を肯定してくれる相手に心を許します。相手に良い印象を抱かせ、関係を円滑にするためにもできるだけ相手を批判せず、相手の思考や気持ちを理解してアクションを起こすようにしましょう。

○素直で誠実な評価を与える

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 ついつい他人の悪い面ばかりに気を取られる人がいる一方で、人の良い面を積極的に見つけて相手を褒める人もいます。どちらが周囲から好かれるかは明白です。人には必ず長所と短所があり、一見特別な才能などないように思える人物でもあなたにはできない何かを得意としているものです。

さらに、人には他人に認められたいという欲求があります。この承認欲求は極めて原始的な欲求で、それが満たされることで人は大きな充足感を得ることができます。

「君はできる人間だ」「君にしかできない仕事だ」という評価は相手にやりがいとモチベーションすら与えることができます。ただし、カーネギーは人を評価する時、それは心から出た誠実な評価でなければいけないと語っています。そのためには、やはり普段から人の良い面を探す習慣をつけなければなりません。

○強い欲求を起こさせる

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人に何かをやれと言われても、中々行動に移せない人がいます。また、行動に移せたとしても“言われたから”“指示を破って怒られたくないから”行う作業には効率や生産性が欠けてしまうものです。

人を動かすためには、相手に自らの意思で行動を起こさせるよう働きかけることが重要です。

カーネギーは、そのためには相手の立場に身を置き、相手の視点から物事を考えることが大切だと記しています。平たく言えば相手の気持ちになり、どうすれば「行動したい!」という欲求のトリガーを引けるのかを考えて働きかけることが大切です。


相手を批判せず、良いところに目を向け、賞賛する。日常生活や仕事において批判をしても人を動かすことはできませんね。常に相手の良さに目を向けていきたいですね。


今回はここまで。ありがとうございました。

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