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元転職エージェント(現駐夫)の「転職体験記@シンガポール」

駐夫って肩書でやっておりますヨコタですが、

実はシンガポールで働いているんです。

家庭第一みたいなキャラ設定はウソだったのか!!!

(誰も興味ないでしょうが)一応本当です。未だ本業は主夫・駐夫です。

日中の3~4日程度は在宅勤務でシンガポールにある日系企業でお手伝いをさせていただき、子供たちの帰宅以降は主夫をしているという日々です。

ではどうやって、
仕事を見つけたのか?
そんなフレキシブルな働き方が出来るのか?

みたいなことを本日は書いていきます。

シンガポール在住者でキャリア中断中の方や、シンガポールで職を探している方は是非参考にしてください。

ヨコタの自己紹介(レジュメ)は以下の通り

駐夫記事の他にも元転職エージェントとしての知見を記事にしていますので
こちらも是非ご覧ください。


何故働く決断をしたのか

大きくは3つの理由でシンガポールで働こうと思いました。

①自分で稼いだシンガポールドルが欲しかったから

これまで結婚して約10年、僕たち夫婦は財布は「別」でやってきました。
シンガポールに来て一番のストレスは、妻のカードや妻からもらう現金でやりくりすることでした。

これまで全く気にならなかったスタバでコーヒーを買うだとか、
スーパーで余分なお菓子を買うだとか、

こんなちょっとしたことが出来なくなり、当初は非常にストレスでした。

とは言え妻が制限をしているわけではなく、
あくまで働いていない僕の勝手な価値観で、
「そんな贅沢はしてはいけない」という判断をしていました。
そんなことがとてもストレスになっていました。

②社会接点

家にいて家族とだけしか話さないと、社会から取り残されていると当初は感じていました。
いわいるアイデンティティロスになり、自分自身が何者なのかが分からず、非常に落ち込む日々でした。
家庭内では評価をされることはないので、社会にでて自分自身の評価をもらいたい、そんな気持ちが当初はありました。

これはnoteで発信をすることで、ストレスは薄れてはいきましたが、当初は仕事でしか解決できないものと感じていました。

③シンガポールで働く興味

これは完全に興味の話です。
シンガポールにこれから何年いれるか分からない、そして今後来れるかどうかも分からない。来れたとしても更に年齢を重ねているのであれば働く機会はないかもしれない。
そうであれば、シンガポールで働けるチャンスって今だけかもしれない。

何でもチャンスがあればやってみたい、そんな好奇心がありました。

ヨコタの希望条件

前提条件

我が家の場合、シンガポールに永住ってことは、ほぼほぼないので、日本に帰った時のキャリアをイメージすることが重要でした。
僕の経歴上、転職エージェントであれば日本に帰った際も就職はできるとは思っているものの、せっかくであれば転職エージェント以外にもチャレンジできる土台をシンガポールでは作りたいと考えていました。
そして出来ればその土台は一人でビジネスが出来るようなものにしたいと思っていました。

ビザについて

シンガポールでフルタイムでがっつり働くのであれば、
転職エージェントへの就職一択でした。

ただ

・日本に帰った際に転職エージェント以外の仕事をしたい
・一人でビジネスをしたい

こんな想いから転職エージェントへの就職は除外しました。
(日本で転職エージェントをしないとは決めてはいないが、シンガポールで転職エージェントを経験しなくても日本帰国時に転職エージェントに戻れるという考えもあります。)

いずれにせ、僕の経験上転職エージェント以外でEP(月額5000SGD以上)ビザの取得は難しく、フリーランスビザかWP(パートタイムビザ)の2択で考えていました。

ビザの関しては過去の記事で書いておりますのでご参照ください。


勤務スタイルについて

主夫業がメインな私にとって、在宅でフレキシブルに働けることが何よりも重要でした。

転職エージェントをあきらめた理由は上記記載内容が大きいのですが、前職や前々職の知り合いに確認すると、基本的には出社・フレックスなしとのことだったので、この点でも転職エージェントは難しいと感じました。

総合すると

WP(パートタイムビザ)でフルリモート、フレキシブルな勤務体系が可能であれば、社会接点・シンガポールで働くという経験もできるので、非常に嬉しい。

難しい場合は、フリーランスビザを取得し、自分で頑張るという結論になりました。

仕事の探し方

WP(パートタイムビザ)を第一優先に考えましたので、
そうなると転職エージェントに相談だ!ということで、転職エージェントに相談をしました。

ただホームページから登録をするのではなく、私と似たような経歴の方で私のことを理解してくれそうな方をLinkedinで探しだしダイレクトメッセージを送りました。

少し余談ですが、転職エージェントに永年いましたので、転職エージェントへの相談はどこの転職エージェント会社かではなく、誰に相談をするかが、とても大事ということを分かっています。

なので、この方だ!!って思える方を見つけ出し、僕からアプローチしました。

日本のビジネスマンでLinkedinを活用されている方は少ないですが、転職エージェントの多くはLinkedinアカウントを持っていますので、あなたに合う転職エージェントを探す手段としてはLinkedinはとても使えます。
是非活用してみてください。

結果としてコンタクトした方は、これも何かの縁なのか、知り合いの知り合いということもあり、非常によくしてくれました。

色々ご事情もあり、別の方に引継ぎになったのですが、非常に良い対応をしてくれたと思います。

転職エージェントとの面談

僕自身が転職エージェントだったこともあり、手の内はわかっていますので、細かい駆け引きなんてものはなく、僕の希望である

・家庭を最優先
・数年後に帰国の可能性
・フルリモート希望
・フレキシブルな働き方
・スクールホリデーの場合は長期休暇の可能性あり
・給与はインセンティブ的なリスキーなものでも良い
・もし求人が無いのであればフリーランスになる

こんなことを伝えました。

全ては叶わないが、1社可能性があるということで求人を紹介いただきました。

これまでの人材業界での経験も活かせそうで、且つフレキシブルな働き方も可能性が高そうだったので、エントリーしました。

2度の面接

面接と言ってもすり合わせの機会でした。

会社の現状、課題、目指したい姿、そして入社者に期待していることをお伺いし、

僕の希望、僕ができること、出来ないこと、苦手なことをお伝えさせていただく機会でした。

2度の面接を通じて、会社の社風や方向性から細かい業務内容までかなり詳細までミスマッチがないように話し合いさせてもらいました。

その結果、以下条件で双方同意となりました。

・最大週4日勤務(日本に帰った際のビジネス土台を作るため1日はオフ)
・勤務日は都度調整
・勤務時間は基本9時~16時(イレギュラー時は短縮可能)
・基本在宅
・子供たちの長期休みは長期休暇になる可能性もある
・人材業界の経験が活かせる業務内容
・カスタマーサクセス業務を担当

実際に働いてみて

視点が広がることは単純に良いと感じてみます。主夫の場合、どうしても日々の登場人物も少なく、視野がせまくなってしまいます。
自分自身の行動次第という面白みもあるのですが、やはり日々の刺激という点では少ないのが実情でした。

そういった意味では、働くことで新しい人脈構築ができて、目指すべき明確な目標があるのは日々の刺激にはなります。

そして何より心の安定に繋がっているのは、シンガポールドルで貰うお給料です。

とは言え、働くってやはり疲れます。
なので、今の課題は僕の優先順位としても最も高い「日本に帰った際のキャリアの土台作り」との両立です。

最後に駐夫から一言

キャリア中断に悩んでらっしゃる方が多くおられるということを、
駐夫になって初めて知りました。

そしてキャリア中断というのは、とても不安だし葛藤が多いものと身をもって体験しました。

ただその不安や葛藤の内容は人それぞれだと思います。

僕の場合も、将来の不安やアイデンティティロスや周囲への見られ方など、様々な葛藤がありましたが、これらは今書いているブログであったり、日々の活動で乗り越えることができました。

ただ、人の(奥さんの)稼いだお金で生活するということは、この半年では慣れることができませんでした。

「稼ぎがなくなった」ということを解消できれば、もっと楽になるのではと思いパートタイムで働く決断をしました。

何が言いたいかというと、今回の僕の就職例は、キャリア中断者の誰にとってもプラスになることではないということです。

不安や葛藤の源泉は何なのか、叶えたいことは何なのか、ここを特定した上で、進める人は進めてください。

もし、叶えたいことのあぶり出し、不安葛藤の源泉の特定が1人で難しい場合、

仕事・家庭・その他様々な悩み事を整理し

最も集中するべきことに向き合ってもらい
そしてゴール到達までサポートします。

体験セッションも行っています。
是非検討ください。

また今回の転職例の詳細をお伺いされたい方は是非個人的に問い合わせください。

ではまた。





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