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【Vol.7】転職エージェントとの付き合い方『 1次面接合格~最終面接 』編

いくらでも情報がとれる時代。だけどあまりにも間違った情報・偏った情報が多い。正しく偏りがない情報は面白みがない、けどそんな面白みない情報を伝えていきたいと思います。転職エージェントとの付き合い方Vol.6の今回は『1次面接合格~最終面接』編をお届けします。

これまでお読みいただいた方は、心構え、予備知識、面接対応も完璧だとは思います。

もしまだの方は過去の記事を読んでください。

これまでの転職エージェント人生や自身の転職経験を振り返ってみても、1次面接合格が転職活動において一番うれしい瞬間かもしれません。

社会人になってから、外部から評価を受けることはあまり多くありません。面接と言う場を通じて過去の経験や自身の考えを評価されるということは非常に嬉しいものです。

一旦喜びを爆発させるものの、多くの日本人は真面目なので、
「まだ転職活動は終わっていない、浮かれるのは最終面接終わってからと、気を引き締めないと。」

というマインドにチェンジをしていきます。

そこで多くの方は最終面接対策に気持ちをシフトしていきます。

この気を引き締める行為、そして最終面接に向けての準備に取り掛かること自体は全く悪いものではないのですが、ただこれだけでは不足なんです。

何故なら最終面接終了~内定~意思決定の期間って本当に短いからです。

なので1次面接から最終面接までの期間を使って「最終面接対策」だけでなく「入社の条件」についても考える必要があります。

面接はあなたを評価される場でもありますが、あなたが企業を評価する場でもあります。

最終面接はあなたが企業を評価する大事な機会です。

入社後のミスマッチを防ぐためにも、あなたの「入社条件」について、もう1度見つめなおし、最終面接という貴重な機会で確かめることが重要です。

今回は1次面接合格~最終面接までの期間に行うことを書いていきます。


自己紹介

約10年のエージェント歴があります。詳細は以下の通りですので是非ご確認ください。

最終面接に向けて

①企業は最終面接で何を見ているのか

最終面接といっても1次面接の続きになります。
なので基本的なスタンスや回答については変える必要はありません。

むしろ、変える方が一貫性がないという判断になることが多く危険です。
基本的には1次面接で回答した内容を繰り返すことで問題ないです。

面接官が見ているポイントも1次面接と大きくは変わりません。

<面接官が見ているポイント>
①本当に活躍できるのか
②一緒に働きたいか
③長く働いてくれるか

ただし、「スキル」や「過去の経験」からの判断ではなく「マインド」や「スタンス面」をより重視されます

最終面接官は部長クラスから役員が出席することが多いです。
1次面接官と比べると最終面接官は当然ですが現場感覚はなくなります。なかには担当時代、課長時代には該当業務を経験したことない方もおられます。

そうなると細かい経験やスキルから即戦力性を判断することは難しいです。

だから、仕事への向き合い方、トラブルの対処方法、周囲との関係性、マネジメント能力など、あなたの仕事に向き合うマインド・スタンスなどが先行のポイントになります。

②最終面接の進み方について

こちらも概ね1次面接と変わりません。
時間については、1次面接より短い傾向があり、30分~1時間程度で終わる企業が多いです。

<面接の流れ>
①自己紹介
②転職理由or志望理由
③転職理由or志望理由
④経験の深堀(具体的なエピソードなど)
⑤逆質問

③最終面接での注意点

繰り返しになりますが、1次面接は細かい経験やスキルに関する質問が多いことに対して、最終面接はマインド・スタンス面を問う質問が多くなります。

スキルや経験は、事実を話せばよいので準備がなくても比較的話せます。

ただマインドやスタンス面の質問は抽象度が高く、そして正解がないものであり、回答の難易度は確実にあがります。

なので、最終面接では前提条件を揃えることがとても大事です。

抽象度高い質問に抽象度高い回答をしてしまうと、あなたの人間性は伝わりません。

抽象度高い質問に対して、

「今回の質問に関して、○○という状況の関しては・・・・です。△△という状況では・・・・です。」

「いただきました質問に関して私は○○という理解をさせていただきましたが、理解あってますでしょうか」

など前提条件を揃えると面接官もストレスなく、同じ世界観を共有しながら面接が進んでいきます。結果として良い結果に繋がることが多いです。

④最終面接にむけての準備

1次面接で準備をしたことを再度見直すことと、あなたの人柄がよく伝わる具体的エピソードを準備することが重要です。

繰り返しになりますが、1次面接はスキル・経験に対して、マインドやスタンス面が重要になります。

・どういう想いで仕事に取り組んでいるのか
・あなたのどういった人間的な強みで成功まで導けたのか
・困難に立ち向かったとき、どう対処してきたのか
・同僚はあなたのことをどう思っているのか
・あなたにとって同僚とは

このあたりを言語化し準備をしていると、人柄は伝わると思います。
特に35歳以上の方はマネージャーとしての期待、次期マネージャーの素養を面接で見られます。特に同僚との関係などについては、重要なポイントになります。

入社の条件を考える

冒頭にも書きましたが、内定から意思決定までの時間は非常に短いです。
一般的に1週間内で回答を求められます。

内定から、入社に必要な情報を仕入れようと思っても、回答まで2.3日かかることはよくあります。
その回答が満足できる内容じゃない、もしくは追加での確認もしたいとなると、あっという間には1週間はたってしまいます。

なので最終面接前には自身における入社の条件を再度考え、最終面接の機会も活用することが大事です。

もし以下のことで確認されたい内容がある場合は是非聞いてみてください。

<最終面接で確認すべき内容>
・今後の事業計画
・任されるミッション
・仕事内容
・入社後の期待
・今後のキャリアパス
・マネージャーに期待していること
・チーム構成とそれぞれの役割など
・競合優位性(聞くだけでなくあなたの意見もお伝えすることが望ましいです)

入社を判断をする上で必要だけど最終面接で聞く必要ない質問は以下の通りです。
以下質問は最終面接官ではなく人事に確認すべき質問です。

・年収
・離職率
・評価制度
・福利厚生
・残業時間
・研修
・多様性に関すること(女性管理職比率など)

これは面接ではなく、面接終了後に転職エージェントを経由して人事に聞いてください。人事が回答できる質問は比較的早く回答を得れます。

最後に元エージェントから一言

(是非読んでください、良いこと書いてます)

最終面接は、書類選考・1次選考という難関を突破した先にあります。
最終面接に進めているということは、魅力的な経験・そして魅力的なお人柄と評価をされているということになります。

では何故最終面接で落ちてしまうことがあるのか、、、

その多くはちょっとしたボタンの掛け違いです。

最終面接がうまくいなかケースで多いのは、「最終面接での注意点」でも記載をしましたが、双方が抽象的な内容で会話をしてしまい噛み合わないまま終わってしまうことです。

なので前提条件を明確にして具体的に話すことを心がけて下さい。

そして繰り返しになりますが、面接はあなたも企業を評価する場です。

内定を獲得できた後のことも考えて入社条件を是非棚卸してください。

入社の条件とは、あなたの在りたい姿を明確にすることです。

元転職エージェント兼コーチ兼キャリアコンサルタントとして、ライフプランも含めたありたい姿の言語化支援もしております。
現状受付もしていますので興味ある人は以下リンクより問い合わせください。(タイミングによりお断りさせていただくこともあること、事前にご了承お願いいたします。)

ではまた。








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