なぜ、子どもに演劇がいいのか?

こんにちは!長崎県で子ども向けに「演劇」の講師をしています渡邉です。

「子どもの習い事ランキング最新版」を見ても、かすりもしていない演劇教室…もちろん想定内の結果ですが、やはりちょっとショックです(笑)

さてさて、習い事を選ぶ基準はそれぞれにあって自由です。そして勿論どの習い事も素晴らしいと思っています。ですが「子どもの習い事に演劇を!」と唱えている手前、私も「なぜ演劇なのか」を、毎度色んな角度からご紹介していきたいと思います。

「どこ」を見ているか?

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「演劇」や「劇団」というと「俳優」や「タレント」というイメージがもしかしたら先行するかもしれませんが(もちろんその魅力もありますが)、それはひとまず置いておいて。私がなぜ「演劇」を薦めるのかは、ずばり「表現力が上がる」からです。表現力にもいろいろありますが、演劇でいう表現とは、ざっくり言うと「物語(の内容全体)」を理解し、それをあらゆる方法で(特に、声、表情、身体を用いて)お客さんに伝える…です。ですから、少し雑な言い方かもしれませんが「表現力=伝達力」となります。実は、長い人生、この「伝達力」が高い人ほど得をするのです。

例えば、ある仕事に対して、自分と同じくらいの(もしくは自分より少し劣っている)能力の人がいるとします。自分とその人のどちらかが選ばれるとなったとき、能力が同じでも自己PRがうまい人の方が必ず選ばれます。これが商品や企画だったとしても、その魅力を理解し伝えきれる力があるとないとでは、結果は少なからず変わります。世の中はこのようなことの繰り返しです。いつの間にか大きな差を生むことになるのです。

日常会話の中でも感じることがありませんか。説明が上手い人と下手な人がいたとき、説明が上手い人の方が能力が高いように感じてしまう…。なんだかずるい気がしますが、残念ながらそういうものです。ただ「伝達力」は身につけることができます。ですから、学校生活での優越感だけではなく、人生という長い目で見るならば、習い事に演劇は絶対にお薦めなのです。

学歴社会の罠

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今、世の中は「学歴社会」です。「高学歴=良い就職先」です。ですから「学習塾」は習い事ランキングの上位にいつもあります。学習することは正しいです。高学歴というのはとてもいいことだと私も思います。ただ問題は、テストの成績だけで評価されるのは学校までです。学校はテストの点数だけでも、ある程度は評価してもらえます。しかし、いくら成績がよくても、社会に出てからは、それとプラスしてまったく別次元な評価も加わります。そこには「伝達力、コミュニケーション能力(非認知的能力)」だとかがあります。とても大切なことですので社会に出る前に育む必要があるのですが、残念ながらこういったことは学習塾では教えてくれません。演劇はそれらを育む力がある一つのコンテンツだと思います。

演劇で学力もアップ

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しかし、習い事を掛け持ちするのは本当に大変です!子どもたちの自由な時間もなくなるし、お金もかかる!私も子どもが二人おりますので、習い事に通わせる親の気持ちはある程度わかるつもりでおります。なので、どうしたらこの問題を解決できるのか…かなり考えました。そして編み出しました(笑)。「演劇を習うと高校受験もうまくいく」という具体的な方法をです。すなわち、学力と非認知的能力もあげれる一石二鳥な方法です!実はこれ誰にでもできます!次回は、これについての記事を書きたいと思います。

子ども劇団ホーリーゴース

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