プロコーチになるまで〜自分という人間を紐解く〜


これは、私が未来プロコーチになるまでの物語です。
(   )内は心の声だったり、本音だったりします。

【前提】
大学を卒業後、大手電力会社で営業業務を2年、人事業務を7年経験後、父の経営している会社(福祉関係)へ転職して4年。
(元々、新卒の会社でずっと働く気満々。父と兄が仲違いしたこともあり、突然降ってきた会社経営の話。それまでの自分は超安定思考で、そんなこと考えもしなかったのに、その時だけは今の会社に残ることのほうがリスクなのでは?と思えました)

2023年4月に代表取締役も交代しました。
転職時15名だった従業員も今では37名。
(そんなことないんだけど、私が入ったことが結構大きいとか思っちゃったり。。。)

会社設立11年(私が入ったのは7年目)が経ち、組織文化(カルチャー)の醸成や、組織開発、人材開発の必要性が出てきました。
(実務がほとんど理解できるようになり、物足りなくなったというのが本音かもしれません。経営者の仕事って、実務的なものは本来少ないものですよね)

会社を変えよう!変えるにはまずトップからということで、Mindset Coaching Academyに飛び込みました。
コーチングによって自分を変えることができればという思いとコーチングスキルによって会社組織にも何かできるのではないかと思っていました。
(初めは、どうしたら従業員がイキイキと仕事ができるのかと考えていました。つまり、自分は変わらずに、周りだけ変えようという都合の良い考え方をしていました)

【実施したこと、気づいたこと、変化】
◯自分史を2万字
 今の自分のビリーフ(価値基準、信念、評価性関数)はどこからきているのか、誰に書き込まれたものなのか、自分自身の謎解きをする。
 自分の人生で通底しているものはなんなのか。自分の芯はどこにあるのか。


◯不満に思っていることの解消
 (通勤時間の削減)
毎日往復2時間の車通勤。
経営者は常に会社にいるべきという認知エラー。
経営者は会社にいるべきというのは、先代からいないと従業員がゆるむという価値観をおしつけられたもの。
➡️全く関係ない。経営者がいないとゆるむ組織にしたから悪い。経営者がいなくても一人一人がやりがいを持てる職場にすれば良いし、権限もどんどん委譲していけば良い。
※引越しも検討してしたが、家族との相談の上、そのままとした。

(人材の採用)
いつまでも社長が求人出して、面接していました。
新たに人事部長を任命し、求人、面接権限を委譲。入社後1年のフォローもセットで人事部長。
なお、人事部長は元営業部長をスライドしました。
営業のことわかってないと、面談やフォローなんてできませんよね。

◯従業員一人一人との社長面談実施
 一人一人のwant to(人生を通底する権威性が排除されている行動)を個人毎に人生のエピソードを聞きながら抽出すること。
 会社組織が提供するどの機会においてそのwant toを発揮できるのかについて話をする。
 会社の戦略についてとこれから行う組織文化醸成について。
(面談しながら、現状維持で良いからほっといてくれぇという感じがしなくもない💦いや、それでは理想の組織は作れない。ここは失敗してでも、一人一人と向き合い、探っていこう)

◯自分に失望したことを本気で書き出すこと
 例えば、
 相手が言って欲しそうなことを常に察知し、言葉で伝えることで自分の評価を上げようとしたり、自分の言い分が通りやすいように勝手にコントロールしていること。 

 他人と比較して自分がいけてるかどうか常に気にしている自分。劣っている部分があると、関係ないジャンルを持ち出し、ここは俺の方がいけてると思ってる自分。
等。

 本当にどうしようもない自分だと思う反面、これが自分だと失望と共に認識しました。

 この内省から、「印象操作により場の雰囲気をコントロールする」という新たなwant toも見つかり、この強みを使って、さぁ社会にどうやって価値を出そうかワクワクしている自分がいます。

引き続き、自分の人生の謎解きをしながら、自身のゴール設定をして進んでいきます!

なお、
私はコーチングを誤認識していました😓

コーチングは、本人の主体性に基づいて行うものであり、コーチはマインドの原理原則、使い方について話をします。また、本人だけでは現状の考え方から出ることができないため、存在自体が現場の外にいるコーチが伴走することで、新たな気づきや人脈のサポートを受けて、自分の本当の人生を生きるためのものです。

本当の自分の人生を生きるために、自分自身を徹底的に見直し、自分自身のらしさを使って、らしくないことをする(つまり現状の外のゴールを設定)ことを、他の誰よりもコーチが信じることによって奇跡が起きるわけです。

他人の人生を触るわけですから、生半可な覚悟でやるわけにはいきません。
そのためにも、コーチ自身がどんな人生を生きているかが、最もプロコーチに必要な力と言えます。
(ワクワクと不安で一杯ですが、やりながら考えよう😊)


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