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自分の恋愛と音楽

後輩から招待状を貰った

文化祭のステージを終えてから数日後の夜、後輩の女の子から招待状を貰った。「あなたを『第5回 恋愛について語る会』に招待します」と書いてあった。その子とはあまり話したことはなかったけど、以前からなんか興味?みたいなものを持ってくれていたみたいで。

しかも、それを音楽と一緒に紹介してほしいという。自分の恋愛と音楽について。確かに結構結びつきがある気がする。いや、直結している。
あいみょんの『君はロックを聴かない』「僕はこんな歌で あんな歌で恋を乗り越えてきた」という歌詞があるが、そんなイメージだと思う。ロックを聴かない女の子を好きになったら刺さるのかもしれない。

どんな曲を紹介しようか悩んだ

本番の会まで2週間どんな音楽を紹介するのか悩んだ。普段から割と音楽は聴いている方だと思うのだが、全ての曲をラブソングとして捉えることもできる気すらしてきた。でもそれだと収集がつかなくなりそうなので、自分の気持ち・経験と歌詞・メロディーが激しくシンクロしている曲、思い出に残っている大切な曲を選んだ。

僕以外の二人

招待してくれた女の子がクリープハイプの新曲『愛のネタバレ』、もう一人の年上女性がUVERworldの『マダラ蝶』を紹介してくれた。


自分の恋愛と音楽(本編)

「これを読んだ人は高橋恭介の恋愛観がわかってしまうのでは?」と心配になったが、恋愛観なんてものは毎日とは言わずとも毎週くらいで変わってる気がするのでいい。10月10日の恋愛観だ。

1.one more time one more chance 山崎まさよし

この曲を知ったのは小学校3年生のとき、9歳だ。父親が見せてくれた新海誠監督の『秒速5センチメートル』というアニメーション映画の挿入歌になっていた曲だ。

新海誠を知ったきっかけの映画だった。

どれほどの速さで生きれば、きみにまた会えるのか。互いに特別な想いを抱きながらも、小学校の卒業と共に離ればなれになった遠野貴樹と篠原明里。2人は中学生になっても連絡を取り合い続けていた。そんなある日、貴樹は、遠くで暮らす明里に1人で会いに行くことを決める。

『秒速5センチメートル』あらすじ

『one more time one more chance』は1997年リリース、『秒速5センチメートル』は2007年公開なので映画のために書き下ろしたわけではない。この曲は恋の曲として捉えることもできるが、本来は亡くなった恋人を想う曲だ。
しかし、小学校3年生のきょうすけ君はそんなことには気が付かずに自分の恋に重ねて聴き続け、約10年経った今でも聴いているわけだ。9歳から18歳までの恋は全てこの曲と一緒にある。教えてくれた父に感謝。もちろんカラオケの十八番だ。

「好きな歌詞と一緒に説明してください」と言われたのでいくつか持ってきた。でもコード進行も最高なんですよ、ほんと。

くいちがう時はいつも 僕が先に折れたね
わがままな性格が なおさら愛しくさせた

わがままな人っていいですよね、男女関係なく。なんか固執されなくていいというか。いい。

寂しさ紛らすだけなら 誰でもいいはずなのに
星が落ちそうな夜だから 自分をいつわれない

叶わないことの方が多いじゃないですか、だから気持ちが揺らぐ時がある。でもその瞬間に星が落ちてしまったら(流れ星)その偽りが本当になってしまうのではないかと考える。から偽れない。

いつでも捜しているよ どっかに君の姿を
交差点でも 夢の中でも
こんなとこにいるはずもないのに

サビ。結局これです。好きな人をどこに行っても探してしまう。自分にとって恋ってそういうもの

あなたと僕は生きていく速さが違う。劇中でも「秒速5センチ」や「時速5キロ」など速さについての言及がいくつかありますが、「どれほどの速さで生きれば、きみにまた会えるのか」と主人公はそのどうしようもない現実に気づいてしまっているんです。この映画たまに胸糞なんて言われたりしますが、毎年何回も見てる僕からすれば「こんなに美しい映画はない!」って感じです。生きる速さが違っても恋はしてしまうし、そこに別れもつきもの。でもそれに気づいても同じことを繰り返す。いいじゃないですか。


2.二人 aiko

恋の伝道師aiko。aikoは普段から聴くけど、恋をしているときは狂ったように聴く。これまでどれだけ支えていただいたことか…。いつも恋愛相談してくれるお姉さん的?存在。

この曲も小学校の時から聴いてる曲。初恋が小学校4年生なのだがaikoに育てられたせいか、その時から片思いを歌った曲ばっか聴いている。「今いる君と一生を過ごしたい」みたいな甘い歌には興味がないというか、追っていたい派。わかってください。
この曲の主人公は女の子で、その女の子には好きな男の子がいる。でも、その男の子には他の好きな子がいる。でましたaikoの名曲確定設定。この設定の曲は大体いい。『アスパラ』とか『二時頃』とか。

埼玉の実家にいるときは『one more time one more chance』や『二人』が入ったCDをプレイヤーでかけて眠りについていたな、と。涼しい夜は網戸にして街の明かりを眺めながら思い耽るわけで。ガキの頃からいい楽しみ方してた自分を褒めてあげたい。

隣に座って声を聞いた 何が好きなの? 何が嫌いなの?
今 こっちを向いて笑ったの?  あたしに向かって笑ったの?

恋心に気づく瞬間って嬉しさというよりは戸惑いというか、そんな感じ。終わりの始まりです。

見つめられれば恥ずかしいけど
目を反らしたら気付かれそうだから
同じ様にあなたを見た 吸い込まれそうな瞬間

そう、この歌詞。。可愛らしくて、何かを発見してしまったような感情に駆られる。目を見る、、

なんか毎回、恋をすると調子が狂うというかなんというか。そういう激しい気持ちはこの歌詞にあるような通りなんだと思う。心では気になっていても、落ち着いているようなフリをしてしまう。そして心の中で叫ぶ。聴くたびにこれまでの恋を思い出すし、これからの恋に向かうこともできる。誰にでもそんな曲があったら素敵じゃないか、と思う。自分にとってはこの二曲が特に。


3.その他

・恋に落ちたら サニー・デイ・サービス
・うれしい!たのしい!大好き! DREAMS COME TRUE
・真夏の革命 エレファントカシマシ
・遠心 マカロニえんぴつ
・恋とマシンガン Flipper’s Guitar
・君の部屋 クリープハイプ
・かみつきたい カネコアヤノ
・ハッピーエンド andymori

ラブソングを聴くときは邦楽が多い。なぜだろう。そういうもの。

以上、自分の恋愛と音楽。




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