もう会わないであろう君へ。
元気でやってますか?
複数人で遊ぶくらいで2人で決して何かをすることはなかった君とは友人という言葉がぴったしで、あることから縁を切って以来会わなくなりましたね。
大学を中退して、音楽の専門学校行くと聞いたときは驚いたとともにどの立場やねん、くらいの軽い心配をしました。
四年生大学をなんとなく終え適当な会社に就職して、終身雇用はもう無いと言われながらも終身雇用と年功序列がまだまだ残っている会社に定年までしがみつく思考放棄ルートを正義だと思っていた僕は、どこかで君を見下していました。
だけど君の決意はいつも強く真っ直ぐで、なんとなく生きている僕には眩しすぎた。痛かった。
頑張ることがどこか怖くて、本気でした結果を示し出されるのが怖くて、後悔という形が具現化されるまで本気ですることを避けていました。
本当にダサいことにここ数年でやっと気付けた。
そして昨日、久しぶりに会った友人に君の今を聞いた。
インディーズ界で名が通っているバンドのサポートに選ばれた、そして自分がやっているバンドも新しくして再活動を始めたこと。
本気でここまでやってきたからこその結果がいま君の前には次々と準備されている。
対する僕はどうだろうか。
やりたいことは多いものの、口だけで行動には移せていない。
何かをやり始めるには今が1番若いと同時に、1番歳をとっているわけで、どうしても若ければなんて言い訳が何歳になっても出てきてしまう。
このどうしようもない、感情を君には伝えることは出来ないけど、応援はしています。
そして今はまだ自分の人生には胸は張れないけど、だから下を向く必要もないとも言い聞かせています。
もう会わないであろう、君へ。
良いお年を。
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