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短歌〜鏡心の短歌24「螺旋の冒険」(61首)まとめ

風の中 向き合い気付き 解き放つ 螺旋の冒険 お茶でもいかが

《鏡心の短歌=ココロそのまんまの短歌》です。

日々の暮らしの中の絶望…孤独…かすかな光…ええぃぜんぶまとめて「愛」&
「幸せ」だ!!…を詠んでいる《祈りと叫びの短歌》です🌱

作品の根幹は『人生、いろいろあるけど、私、元気を出して!!』の《じぶん応援歌》です📣

生きるよろこびが、生きるかなしみにのみこまれないように…🌸

Keep going with joy(and a sigh)!!!

ため息つきつつ、楽しくいこう!!!

そんな《鏡心の短歌の風》が結果的にいつか誰かへの応援歌…《あなたへのエール》にもなれたら良いなぁ…と思っております⭐️

こちらの記事は今まで 24- #ほぼ毎日短歌 として日々upしてきた私の #鏡心の短歌 を24章「螺旋の冒険」としてまとめた #鏡心の短歌まとめ です📒

まとめ形式ならではの、ぶわぁぁぁとしたインパクトを書籍感覚でお届けできたらなぁ🌟🌟🌟

(#鏡心の短歌まとめ は全て無料記事&突然非公開とすることもあり…となりました🙋🏻‍♀️)

🍀🍀🍀🍀🍀

〜螺旋の冒険〜


この先の 不安ばかりが 湧き出づる 長生きしたいと 思えぬ夜更け


指先の こんな小さな 切り傷に 悩まされて 過ごす一日


向かい風 家を出たこと 悔いている 鞄に押し込む たなびく白旗


鬼ごっこ 泣いて逃げて 招き寄せ 鬼さんこちら 手のなる方へ


引きこもる ここなら氷は 降らぬだろう 届かぬぬくもり 心細さの正体


夜明け前 役に立たずも 許されたい そんな世界を 夢見て目を閉じ


虚勢はる 頑張ってるよ 忙しいよ 役立つ私 価値ある私 


囲い込み 独り占めして 腐らせる 期間限定 お得なことたち


花柄の キレイな服に 憧れて 見て見ぬふりした 擦り切れた靴


劣等感 すねてひがんで 当てこする こじらせた糸 過ぎ去った時間


値踏みして レッテル貼って 得た安心 ぐらつく自分 まもろうとして


奥底で 削り削られ 閉じこもる 優しくしてよ はじかれた景色


疎外感 私は損して いないかと 出し抜き抜かれ 見張り続けて


ずるいなぁ つぶやくたびに 傷ついて ねたみうらやみ かわいそうな私


優越感 文句がいいたい 八つ当たり 創り出してた 砂地の世界


すきま風 飢えと寒さと みじめさと 怯え拒んで ひたすら埋める


続きゆく 満たされないまま 夜になり 満たされないまま 朝がまたくる


空回り もらえぬ見返り いきづまる 届かぬ遠吠え どう頑張ろう


頑張らず 無理しないで どうやって つなげてゆくんだ わからぬあした


くいしばり 頑張ることで 突破して 求め続けた 輝く時間


成功術 予防対策 はりつめて わからぬ近道 欲しかった余裕


酔いしれる 自分はなんて ステキだと 錯覚だとは 知っているから


鬨(とき)の声 何度も何度も 繰り返す 否定の波に のみこまれぬよう


あしたには 乗り越えられてる 前提で いま思い切り 弱音を吐きたい


ため息も 呼吸法の ひとつだと 言い訳しながら 見上げた空は


どうしよう なんとかしなきゃ 早くもっと 信じられずに 溺れた浅瀬


こなせない 役目にうつむき むせび泣く でもね 自由も とてもこわくて


くもり空 間に合わなかった 出来なかった 表面的には ほんとうのこと


ひと休み しおりをはさむ 冒険記 もう古い地図と 朽ちてる標識


インストール アンインストールを 繰り返す 情報過多の 過剰反応


錯綜中 上書き保存 何度でも 良くなってるよと 呪文のように


やり過ごす この不安も かなしみも つくり笑いも いつかはきっと


冬の夜 とりとめもない かなしみに なんとかなるよと 思うほかなく


泣かないで きっとこの先 うまくいく 心配しないで そうできてるよ


ミラクルと タイミングたちが そばにある だから大丈夫 この舟信じて


削られる 自家発電は 追いつかない それでも進む みらいはあかるい


長い夜 もしももしもが ふくらんで 身動きとれない 孤独と退屈


無駄な時間 寒き夜に うずくまる すべてがそうで そうでもなくて


遠回り 傷つきながら 傷つけて かくした悲鳴 まずは泣こうか 


かなしくて 責めて見下し あざわらう もうやめにしよう 新月の夜


後悔も 恨みも 嘆きも 続くけど 仕方なかったんだ 朝焼けの空


死にたいと いつもかすかに 思ってた 今じゃないでしょ 遠くから声


朝がきた 消えぬ消せない かなしみを 抱いたままで 起きると決めて


カーテンの 隙間から ほら 光さす ゆるむゆだねる おはよう わたし


ああ もっと 大切にしよう これからは 私の涙 私の笑顔


いいことも いやなことも ぜんぶぜんぶ 思いがけない たいせつなこと


熱を出す 優しくされたい なぐさめて 欲しかった同情 私から私に


たくさんの 助けと守りに 囲まれど これより奥は ひとりきりで


損か得か 後に何が 残るのか それでもいいか 目の前の偶然


そのままで この傷口も 傷痕も 悔いも謝罪も 私の正解(こたえ)


安堵せよ もうあの頃とは 違うんだ 勇者の剣は 今も無いけど


努力不足 頑張れなかった 挫折にも マイペースという名の リボンをかけて


再構築 割れた鏡を 何度でも つなぎ合わせる 私の景色


やるせない 寒さは続き 雨は降る でも大丈夫 温かな手


灰色は 白でなくて 白であり 黒でなくて 黒であるのだ


色の渦 混じり濁り 揺れ動く 見つけた光彩 真ん中に据えて


ひとりでに プラスマイナス 最適化 深呼吸ひとつ うん、今日も自然だ


流れゆく 元気出る日も 出ない日も ぜんぶ素敵な 私の日常(じかん)


晴れの日も 曇ってる日も 雨の日も みんなひとつで みんなきれいで


風の中 向き合い気付き 解き放つ 螺旋の冒険 お茶でもいかが


長き時間 もてあまして 足りなくて 続く続ける よろこびのうた  (了)

鏡心の短歌24章: 「螺旋の冒険」(61首)まとめ

読んでいただけてうれしいです!!
本当にありがとうございました!!

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