見出し画像

令和7年度教採試験対策としてちょっと盲点だったアントレプレナーシップ教育

教員志望の方々
令和7年度採用
令和6年に教員採用試験を受験する方にとっては
一次試験はもうすぐ
(すでに終わっている自治体もありますが)

落ち着かない日々を過ごしている方も
いらっしゃるかもしれません

そんな時期に
新しい用語をなんで?
と思ったらごめんなさい

けれど
心配しなくても大丈夫です
この用語は
これについて問われるというよりも
出題される文章中や選択肢の文章中に
でてきそうな用語だなあ・・・
と思ったので
ちょこっと読んでおいて
いただけたらなと思い
今回お話します


知っておくと安心なワード

教員採用試験に関して
さまざまな角度からみていると
出題されやすいところ
過去頻出の問題には
共通点があると感じています

その共通点を深堀していくと
最重要ワードとまではいえないけれど
知っておいた方がよいのでは
といえるワードがみつかることがあります
今回お話しする
アントレプレナーシップ教育
もそういった用語のひとつです

アントレプレナーシップとは

みなさんは
アントレプレナーシップ
という言葉をきいたことはありますか

アントレプレナーシップとは

「様々な困難や変化に対し
与えられた環境のみならず
自ら枠を超えて行動を起こし
新たな価値を生み出していく精神」
文部科学省
アントレプレナーシップオフィシャルサイト
より引用して抜粋)
のことで
「起業家精神」
といわれることもあります

llc neco.sunアントレプレナーシップイメージ図「文部科学省アントレプレナーシップオフィシャルサイト」の図を参考に編集しています


アントレプレナーシップ教育とは

それでは
アントレプレナーシップ教育とはなんでしょうか

アントレプレナーシップ教育とは

「自ら社会課題を見つけ
課題解決に向かってチャレンジしたり
他者との協働により解決策を探求したり
することができる知識・能力・態度を
身に付ける教育であり
起業家を育成するためだけの
ビジネス教育とは異なります」

文部科学省
アントレプレナーシップオフィシャルサイト
より引用して抜粋)

とされています

他者との協働が大切

「自ら社会課題を見つけ
課題解決に向かってチャレンジしたり
他者との協働により解決策を探求したり
することができる知識・能力・態度を
身に付ける教育

「令和の日本型学校教育の構築を目指して」
令和3年答申の中にも
同じような考え方がありましたね

探究的な学習や体験活動などを通じ、子供同士で、あるいは地域の方々をはじめ多様な他者と協働しながら、あらゆる他者を価値のある存在として尊重し、様々な社会的な変化を乗り越え、持続可能な社会の創り手となることができるよう、必要な資質・能力を育成する「協働的な学び」を充実することも重要である。

「令和の日本型学校教育」の構築を目指して~全ての子供たちの可能性を引き出す,個別最適な学びと,協働的な学びの実現~(答申)(中教審)」

第4期教育振興基本計画も確認しよう

アントレプレナーシップ教育については
第4期教育振興基本計画の
「教育政策の目標と基本施策」のうち
目標5「イノベーションを担う人材育成」
基本施策として
次のように示されています

高等専門学校の高度化 ・Society 5.0(超スマート社会)等の社会変革に対応するため、社会的要請が高いデジタル、数理・データサイエンス・AI、ロボット、半導体等の分野における実践的・創造的技術者を養成することを目指し、アントレプレナーシップ教育の充実、大学との共同教育プログラムの構築や、「社会実装教育」、「地域への貢献」、「国際化の推進」を軸に、各高等専門学校の強み・特色の伸長を図る等、高等専門学校教育の高度化を推進する。

(「第4期教育振興基本計画」より引用して抜粋)


教採対策として確認しておきたい

アントレプレナーシップ教育
についての考え方は
このように令和3年答申でも
第4期教育振興基本計画においても
共通する部分があり
大切な考えのひとつであるということが
わかります

ということは
教員採用試験対策として
登場するかもしれない
とも考えられるということで
知っておいた方が安心な用語
として
今回お話をしてみました

この記事のまとめ

今回お話しした
アントレプレナーシップ教育については
自ら社会課題を見つけ
課題解決に向かってチャレンジしたり
他者との協働により解決策を探求したり
することができる知識・能力・態度を

身に付ける教育

ということで
とくに
起業家を育成するためだけの
ビジネス教育とは違う

というところを
正しく覚えておくとよいと思います

正誤問題の一文にしたくなるような
ワードだなと思います



*サポート*とてもうれしいです。  いただいたサポートは過去問等資料用書籍代  として使わせていただきます。